初夏。ひとつまみの不可思議「ペンギン・ハイウェイ」
森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」を見ました。
本当に僕が好きな作風でした。
どこかミステリアスなヒロイン、落ち着きがある主人公、淡々と進んでいく物語。
落ち着いていて、淡々と進んでいくというのは起伏がなく面白くないのでは?と思うかもしれない。
だけど、その分、一つ一つの言葉に意味があるし、一つ一つの言葉を聞かないといけない。だから物語に没頭できる。
高いテンションにならなくていい。いつもの自然なテンションで見ることができる。
なにより物語の展開が気になる。うみの正体が気になる。
ミステリアスなヒロイン。結局彼女は何者なのか。
気になる。
1人の少年。少年は彼女を知りたい。
彼女を知るために研究する少年。
少年のひたむきさに飲み込まれる。
だから没頭してしまう。
気が付いたら終盤で、もっとこの居心地に浸っていたい
寂しさが込み上げてきました。
ですが少年の前向きな姿勢に、元気をもらえました
これからも頑張ろうと思いました。
以上で「ペンギン・ハイウェイ」の感想は終わりです。
ご拝読、ありがとうございました。