処分って何なのだろう
今回の内容はセンシティブなものになります。
「過去に問題を起こしたことがある人」のことについて触れることにしました。
中でも「教師」に視点をあてます。
今までこの話を出そうかどうすべきかと悩んでいましたが、ついに出すことにしました。
みなさんが通っていた学校でもこのような出来事はあったでしょうか。
先日の出来事
つい先日の出来事です。
母親が憤りながらこんなことについて話していました。
「教師が生徒を殴って、全治3ヵ月だって。あり得ない!」
某近畿地区の中学校で、部員の生徒が食べ物を食べたのでそのことに腹を立て、生活指導であり部活顧問が全治3ヵ月もの怪我をさせたという事件です。
「既に3回も体罰で処分されているのよ。なぜ、事件を起こしてもまた教師として教壇に立てるの!?」
そう。このことについては、私も中学生の頃から疑問がありました。
なぜ中学生の頃からなのかということについて詳しくお話ししたいと思います。
中学生の頃
私が中学校に入学した時の出来事でした。
30代の男性担任教師が「娘がクラスの生徒全員分の名前を書きました」。と言って、入学したばかりの生徒全員の机の上に手書きの名札を並べてくれていました。
「みんなは入学したばかり、僕もこの学校に来たばかりなのでお互い初めてのことばかりですが頑張っていきましょう」。といった挨拶をしていました。
入学式から2〜3ヶ月後、クラスの女子があることを話しました。
「担任の先生、出所したばかりみたいだよ。他校で暴行事件を起こして逮捕されていたのだけれど、刑務所から出てすぐここの学校に来たらしい」。
戦慄。
ちなみにですがこの件は、噂話ではなく本当の出来事でした。
ここの話にいつも出てくる友達が私とは別の中学校に通っていたのですが、たまたま彼女が通う中学校の部活動で、前年度に事件を起こしていたとのこと。
この出来事を耳にした時に非常に驚いたのが
事件を起こしても、また教師として働けてしまうということでした。
よくニュースで事件を起こしている教師に関する情報が流れていますが、「あの人はその後どうなるのだろう?」と考える方もいるはずです。
100%の人が該当するわけではないと思いますが、戻ってくる人もいるのです。
処分って何なのだろう。
それからというもの、事件のことを耳にしたクラスメイトの多くは担任の先生が怖くなってしまい、ギクシャクするようになりました。
また、「キレやすい」「手が出る」という人は、このような行動は早々治るものではないということもこの1年間で知ることになりました。
その後は捕まりはしていないと思いますが、お察しください。
そういえば、娘さんがクラスの生徒全員分の名札を作ってくれていたのは、教師として再スタートを切る父親への応援であったということに後から気づきました。
このような人がいると、生徒もそうですが、同僚の先生方も怖い思いをしているのではないかと思うところがあります。
もしかしたら、ふとした会話の中で急にキレ出すかもしれませんよね。
ちょっと最後にいいですか。
私は中学生時代、静かにおとなしく過ごしていたにも関わらず、3年間この教師に目をつけられ、嫌われていました。
そもそも8クラスもあったのに、なぜ1/8の確率で入学早々から出所したばかりの人を担任として引いてしまったのだろうかと疑問に思いました。
そんな運、要りません。
この話がまさかここまで長くなってしまうとは思っていなかったので、この話は次回に続きます。
そう、まだ続くのです。
次の記事⇒ 処分って何なのだろう2