魔の女モルフォチョウ
庭で植物を育てていると様々な虫がやって来ます。
いつもどのような虫がやって来るのかを観察しているのですが、およそ品種は偏っているような気がします。
モンキチョウ、モンシロチョウ、アゲハチョウ、バッタ...。
無理だとはわかっていても来てほしい。
私が好きなのは水色が綺麗なモルフォチョウなのです。
今回は、モルフォチョウについて調べてわかったことについてここでシェアしたいと思います。
モルフォチョウとは
モルフォチョウをご存知でしょうか。
自然生物なのではっきりと色は決まっていませんが私がここで話すのは、鮮やかな水色をしたあの蝶です。
参考⇒ google検索 “Morpho”
大きなカテゴリーとして「モルフォチョウ」と呼ぶことがありますが、実はタテハチョウ科・モルフォチョウ亜科・モルフォチョウ族・モルフォチョウ属といった細かな種類分けが行われています。
モルフォチョウの多くは、ギリシャ神話の登場人物の名が付けられているそうです。
参考⇒ モルフォチョウ属
日本でモルフォチョウは見られるのか?
私が最も疑問に思っていた「日本でモルフォチョウを見ることはできるのか?」ということについて。
ネット上で軽く調べた限りでは、
どうやら日本には生息していないようです。
北アメリカ南部から南アメリカにかけて80種ほどのモルフォチョウ属が生息しているとのことで、アマゾン川流の標高2000m級の産地、ブラジル南部、ボリビア、メキシコ、コロンビア、ベネズエラ、ペルーなどが主な生息地として知られているそう。
参考⇒ モルフォチョウ属
やはり日本にはいないのですね。
幼少期は生物の百科事典を持って出かけるものの、虫は怖くて触ることができなかったので、いつも見ているだけでした。
モルフォチョウのような綺麗な蝶が飛んでいたら、きっと捕まえたいという欲求を持っていたはずです。
モルフォチョウは魔の女
モルフォチョウについて調べていると非常に興味深い項目が出てきました。
モルフォチョウの成虫は、花の蜜よりも
“腐った果実、動物の死骸、キノコなどを好む”と記載があったのです。
青い果実よりも腐った果実、動物の死骸から栄養を補給し、キノコから菌類の成分を摂取する。
「私は甘いだけの花の蜜は好きじゃないわ。珍味ほど永遠の美を得られるものは無いということは本能的にわかっているものなの」
と言わんばかりの我儘グルメ女王。
成虫の寿命は約1ヶ月。
しかも毒があるので捕食者はあまりいないそうです。
モルフォチョウは魔の女だ。魔女なんだ!と思うと、笑いが止まりません。
綺麗なだけでは「美」というものは完成しないと思っているので、自分の中で描く最高の要素が揃いました。
モルフォチョウをより一層好きになった瞬間でした。
(※魔の女に例えましたが、雄の成虫も雌と同じものを餌としています。雄のみ川沿いなどをパトロール飛行する習性があるそうです。また、鳥によって補食されている姿も目撃されているとのこと)。
自分自身、思いのほか植物や生き物といった自然が好きであったということをここに好き勝手に文章を書いている中で知りました。
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