【海外で働こう!】データから分かる正しい専攻選び

Polymathは、ニューヨークで3人のメンバーによって設立された、(私たちが知る限り)唯一の理系専門の留学コンサルティングファームです。チームは、現地ののGAFAMや外資系投資銀行でのキャリアを持つエンジニアで構成され、全員がSTEM分野の大学院を卒業し、海外での経験を積んでいます。私達は実体験をもとに理系の留学からテック企業への就職や転職に至るまでのプロセスに精通しており、留学から現地就職まで総合的にサポートを提供しています。Polymathはもともと、家族や友人、同僚へのサポートから始まりましたが、「より多くの留学生や海外で活躍する人材を育成する」というミッションを掲げ、正式に設立されました。


こんにちは、Polymathのイトクです。私は高校卒業と同時に神奈川の実家を離れ、20年前にアメリカへ渡りました。コロンビア大学のデータサイエンス大学院を卒業し、現在はニューヨークのAmazonで人工知能の開発に携わっています。同時に、皆さんの理系留学や現地での就職サポートも行っています。

1月も後半に差し掛かり、アメリカの大学に出願している方々にとってはいよいよラストスパートの時期ですね。Polymathの生徒さんたちも積極的に出願作業に取り組んでおり、皆さんの願書添削を行っています。締め切りが4月までの大学もあるので、最後まで全力を出し切るよう励んでください。エッセイや履歴書の更新で合格率が大幅に向上します。スポット添削も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。


何を専攻するべきか?


今日は、多くの方からお問い合わせをいただく、「留学先でどの専攻を選ぶべきか」というテーマについて考えてみましょう。アメリカの大学では、スポーツマネジメント、インターナショナルビジネス、航空宇宙工学、都市計画、ゲームデザイン、犯罪心理学など、多種多様な専攻が提供されています。この多様性は留学の大きな魅力の一つですが、選択肢が多すぎて専攻選びに悩む方も少なくありません。特に日本では、大学名が就職において重要視され、専攻はあまり関係がない傾向があります。しかし、アメリカでは専攻によって将来のキャリアが大きく変わるため、選択は非常に重要です。将来のキャリアパスを考える際には、データに基づいた検討が重要です。

将来の選択肢が広がる選択をしよう

やりたいことが明確に決まっている人は、その道を積極的に追求することが良いでしょう。一方で、将来の方向性がまだはっきりしていない人は、将来の選択肢を広げる選択をしていく事が重要だと私は考えています。その一つの例がSTEM(科学、技術、工学、数学)専攻です。STEMはビザ取得が比較的容易で、グローバルなキャリアを目指す上で有利です。STEM分野はハードスキルを学ぶ機会が豊富で、理系の専攻からは文系職にも進むことができますが、その逆は難しいため、理系専攻はキャリアの選択肢を広げます。

良い仕事は、給与が高い傾向にある

日本において給与の話題はあまり公にされないものの、給料が高い企業は労働環境が良好で、ワークライフバランスを重視する傾向があります。これらの企業は通常、「ホワイト企業」と見なされ、従業員に対して優れた待遇を提供しています。給料が高い職業は挑戦的で面白く、高度なスキルを身につける機会も豊富にあります。専攻と給料には密接な関連があり、特定の分野では他の分野よりも高収入が期待できることが分かっています。

ニューヨーク連邦準備銀行発表、専攻別給与データ

アメリカ政府系のニューヨーク連邦準備銀行のデータによれば、専攻ごとの給与には大きな違いがあります。心理学専攻の学生は、20代初期キャリアで(今日のレート148円換算)年間約560万円、30代中期キャリアで約970万円です。病院や教育機関、民間企業の人事部門でカウンセラーとして勤務することが多いです。

ビジネス専攻の学生は、20代で年間約660万円からスタートし、30代には約1000万円に増加します。大手企業やスタートアップでのマーケティング、営業、経営企画などの役割に就きます。特に金融業界では、ビジネス専攻の卒業生は投資銀行や資産運用会社で分析や取引のポジションに就くことが多く、高収入を得る可能性が高まります。アカウンティング専攻の学生は、30代中期キャリアで年間約1500万円を稼ぎ、会計事務所や企業の財務部門で重要な役割を果たします。彼らは金融業界や大企業での監査や税務の専門家としても活躍します。

さらに、コンピュータサイエンス専攻の学生は、20代初期キャリアで年間約1000万円、30代中期キャリアで約1600万円にもなります。テック業界では、彼らはエンジニアやプロジェクトマネージャーとして働くことが多いです。さらに、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)などの大手テクノロジー企業では、コンピュータサイエンス専攻の卒業生は革新的なプロジェクトに参加し、初任給も2000万円を超えます。

最適解はコンピューターサイエンス

将来の目標が明確に決まっていない人は将来の選択肢を広げる選択をしていく事がベストです。一番将来性が開ける学部はSTEM学部、そのなかでも現在の最適解はコンピューターサイエンスを学ぶことです。コンピューターサイエンスからGAFAMなどの大手テック企業に入ることや、投資銀行などのテクニカル職につく道も開けます。もちろん、そこからマーケティングなどの文系職にピボットすることもできます。

ちなみに、上記のデータで最上位の化学工学は、その分野で専門性を深めたい人には適していますが、コンピューターサイエンスほどの汎用性はありません。コンピューターサイエンスはさまざまな業種での就職が可能ですが、化学工学はその適用範囲が比較的限定されています。このような応用の観点からも、コンピューターサイエンスは多くの機会を提供する強力な専攻と言えるでしょう。コンピューターサイエンス面白そうだな、でも未経験だしという方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

一方、文系の場合、ビジネスアナリティクスやアカウンティングのようなハードスキルが身につく分野がおすすめです。これらの専攻はビザ取得が容易で、アメリカでの就職に有利です。また、ニューヨーク連邦準備銀行のデータが示すとおり、ビジネスアナリティクスは20代の給料も1000万円程になります。

ニューヨーク連邦準備銀行発表、ビジネス学部の給与データ


将来のビジョンを描こう

留学先での専攻選びは、単に知識を学ぶだけでなく、将来のキャリアパスを形成する上で重要です。データと、自分の適正、興味と照らし合わせ、最適な選択をすることが大切です。専攻を間違えると将来のキャリアパスに大きな影響がでてきます。

いつになってもキャリアシフトは可能です。私もビジネス学部出身ですが、30歳でコロンビア大学院でデータサイエンスを学び、今ではニューヨークのAmazonで研究開発系の職についています。Polymathカイも10年間従事したトレーダー職を辞め、コンピューターサイエンスを学ぶため大学院に留学し、今はAmazonの本社で働いています。

もし、この記事を読んで自分には無理だと思った方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。私も初めはスキルも自信もありませんでした。そんな私でも一歩ずつステップアップしていくうちにアイビーリーグを卒業して、ニューヨークのGAFAMで働く事が出来ました。挑戦を繰り返していたら、なんだか遠い所まで来てしまったなと不思議にすら感じることがあります。

海外挑戦を目指す人へ

みなさんも海外就職に挑戦してみませんか?私たちは、海外挑戦をする方をサポートするためにPolymathを立ち上げました。優秀で勤勉な日本人が海外でより活躍できるようサポートすることをミッションに掲げており、特に理系留学や海外就職の対策を少人数制で提供しています。ありがたいことに、これまで多くの生徒さん支援をさせて頂き、理系留学や現地就職をサポートをしてきました。中には、未経験からコツコツと必要な科目を履修し、コンピューターサイエンスへの留学を経て、GAFAMの本社に就職された方もいます。挑戦に遅すぎることはありません。留学や海外就職についてのご質問や、個別の相談を希望される方は、こちらからお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。

AI技術を活用した留学サポートツールPolymath AIを開発しました。現在、ベータ版としてリリースしており、クーポンコード「BETA70」を使用すれば、初めの3ヶ月間は70%オフでの利用が可能です。この機会に、Polymath AIを是非お試しください。

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