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「いつでも転職できる」を武器にする
概要
書名:「いつでも転職できる」を武器にする
市場価値に左右されない「自分軸」の作り方
著者:松本利明 人事・戦略コンサルタント
経歴:HRストラテジー代表 日本人材マネジメント協会執行役員
発行:KADOKAWA
ターゲット
・今この会社にこのままいて良いのか、モヤモヤ不安に思っている人
・「本当にやりたいこと」がなかなか見つからない人
・この会社にしがみつくしかないと諦めている人、怯えている人
はじめに
現在は2人に1人が転職する時代
誰もがこのまま会社にいて良いのかモヤモヤ悩む
その理由は
「働くこと」に対して、「選択肢」が多すぎるから選べない
・働く身分の多様化(正社員・副業・独立)
・働く組織の多様化(日系・外資・大企業・ベンチャー・NPO)
・働き方の多様化(場所・時間・日数)
「自分に市場価値があるか自信がない」
これからの時代「自分らしく当て続ける」ための「転職力」が必要
転職力=流動的な世の中で生きていく「安心保険」
自分で人事異動できる力
「日本の転職」の前提が全て変わってしまった
若手の4人に3人が転職する意識を持つ時代
・今の自分に市場価値はあるのか?
・自分の好きなことで稼げるのか?
・このままで世の中で認められるようになるのか?
・不安なく、自分価値をアップデートしていけるのか?
ここから様々な問いに答える形式で進む。
全てかくとネタバレのため、ポイントのみ要約
1 ありがとうの方程式であなたのキャラをはっきりさせる
強みで競っても上には上がいる
自分の「持ち味」を理解して生かすことで「向いていること」をしよう
やりたいこと軸よりも「できる」「向いている」という軸を
強みや実績では差がつかない
=経験が一緒だから同じ強みになってしまう
持ち味=パーソナリティ(変化が少ない)
資質(動機・性格・価値観)のこと
「心の利き手」とも言われて楽にも苦にもなる
悪魔の実は1人一個ずつ。
他人の能力を羨んでも仕方ない。
自分の能力の伸ばし方、活かし方で
成長していくしかない
キャリアはアップするのではなく
スライドさせるとうまくいく
専門性を「横」にズラすと
オリジナルの「価値」と「ポジション」が生まれる
資質を生かしてライバルが少ない分野にスライドして成功
上を目指すだけの専門家的キャリアは危険
視野が狭くなり、テクノロジーの変化で喰われることも
①相手に対し、他の人とは違う、自分独自のありがとうを引き出す
②みんなが不得意な「ありがとう」を拾う
チャンスの扉は開けっ放しに
チャンスをくれるのは「人」
成長するのは「仕事」と「仲間」
一番美味しい仕事は表に出ないで決まる
・ヘッドハンター
・退職した上司・先輩・同僚や後輩
・友人や知人の紹介
最も美味しいのは「友人知人からの紹介」
=「リファーラル採用」
リファーラルの方が難関・人気企業に入れる確率が高い
やりたいことよりも向いていることで稼ぐ
好きなことで食えるかは
資質の強さ×スキルを上げる環境×業界の市場特性
やってみたいものの中から
資質に沿った向いているものを選ぶ
向いている×儲かるのマトリクスで考える
向いている×やりたいことのマトリクスで考える
事業のライフサイクル
導入 成長 安定 衰退・再展開
のどれに自分があっているのか見極め、い続ける
自分軸にあった市場を見極める
儲かる仕事でも、向いていなければ活躍できない
市場の見極め方
業界:報酬水準が高い業界、市場が伸びている業界
職種:職種別に最低限必要となる資質とのフィット
会社:会社の価値判断基準と資質のフィット
自分軸で売れるキャラを確率する
キャラに合わないことは頭でわかっていても動けない
自分のキャラは自分ではなく周りの認識が決める
・人より早く楽に飽きずにできることを書き出す
・自分の欠点やコンプレックスを書き出し、いい意味で置き換える
・心に引っかかること、ざわついたことを書き出す
自分軸で市場価値を作れるようになる
「選んだ道を正解に変えていく、強い力」を持つことが大事
市場価値を上げていくには相手に「欲しい」と思ってもらえること
基本形は「過去現在未来」で語ること
・過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績
・現在:今どんな仕事をしているか
・未来:過去、現在を踏まえて、相手にどんな価値を提供できるか
普通の自己紹介との違いは「未来」
相手がどんな未来や価値を与えてくれるかわかること
初対面の場合は、現在→未来→過去で語るのもよし
(僕の場合)
現在→キャリアカウンセラーとして独立したのち、現在は若年層にキャリアデザインをコーチングを通じて教育し、セミナー形式の講義の場と、個々人へのコンサルティング活動をしています。
未来→常に変化できる力、「変身力」を身につけて「なりたい自分になる」理想のキャリアを戦略的に描き、手に入れるサポートを通じて、毎日の仕事やプライベートの心理的成功をサポートします。
過去→なぜなら、キャリアデザイン・心理学を研究、実践し続け、過去500人以上の若年層キャリア支援を通じて確率した、キャリアモチベーションコーチングの技術があるからです。
自己紹介のコツは
「伝える」のではなく、「できる人だと思わせる」
①普通の人ならどんなことをPRするか考え、そのテーマを捨てる
②相手の立場になって「どんな価値を出して欲しいか」を考える
③相手がその価値をあなたの中でイメージできるエピソードを切り出す
スラッシャーとして人生の局面で自分のカードを組み替える
スラッシャーとは
複数の肩書きを持った人たちのこと
税理士 / ライター のように
スラッシュで役職を区切り、幅広く活躍している人
副業ではなく複業に近いイメージ
肩書きは3つまで
全てに軸があることは必要