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心に寄り添うための手立て

心に寄り添うことは大切です。

公園に行きたいのに行けなくて癇癪を起こす子。
怒っている子に対して「行きたかったね」と共感します。

でも、その前に、今日は行かないということがわかっていたら、行きたくて苦しい思いになることはないですよね。
それでも行きたくなるかもしれないけど、行かないことが見える形で示されていたら、諦めやすいです。
例えば、普段からスケジュールを使用して予定を示しておく、行かないことを絵や文字で視覚的に伝える、などです。

心を穏やかに過ごすために、事前の手立てが必要な時があります。

感情を自分でコントロールできることも大切なので、なんでもかんでも先回りをして不安定にならないようにするのは少し違います。
不安定になってもいい。
だけど、予防ができるのにせずに不安定になるのは違います。

発達凸凹さんゆっくりさんは、独特の感覚や感性があって、世間一般の方法では理解できないことも多いです。

例えば、私たちが海外に行き、行きたいお店に行ったら定休日だった。でも、そんなことは張り紙が読めないのでわからない。
そもそも、定休日を教えてほしかったけど、ガイドブックには書いてない。
海外で物事がわかるためには、わかる表現に置き換えてもらうこと、わかる表現での情報をくれることが必要です。
それがそっくり凸凹さんの世界にも当てはまります。
凸凹さんの感覚に合わせた、わかる表現にすること、その表現で情報を伝えること。

世界がわかれば、心穏やかに過ごせます。
心が穏やかに過ごすためには、気持ちの共感だけではなく、手立てや工夫も大切です。
気持ちに寄り添うための手立てです。

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