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2022年10月の記事一覧
交響曲 自分のいない世界
https://youtu.be/X8d49NxetFQ
before
ここから自分がいなくなったとしたら
その世界に
誰が
生きていくのだろう…
between
No life,No world、(自分の)人生なくしてこの世界はない。というメッセージ。
自分がちっぽけとしながらも、それがあってのこの世界なのだ
しかし、自分がいない世界に意味がない
とするのはバッドエンドになってしま
交響曲 未知なる自分
https://youtu.be/2IWPL4n2w98
before
四小節
―洞窟―
光の当たらない闇の奥
そこに蠢く闇の光沢を放つ物達
醜悪の限りが立ちこめ
そこに善悪は無く
ただ混沌と破壊の足音が
気配なく木霊する
心の内側に存在する洞窟
それは自分でさえも分からない闇そのもの
五小節
―無知なる自分―
分からない 自分のこと
こんなにも近くにいるのに
近すぎて見えない
交響曲 日々の意味たち
https://youtu.be/yFGrFRC8HOA
before
―幸せは無駄なことの寄せ集め―
仕事の後の珈琲
お休みの日の寝坊
頑張った自分にご褒美のケーキ
一日の終わりのお風呂
あぁ―幸せ
猫の肉球
日向の薫りのするお布団
まどろみ
一日の始まりに珈琲
あぁ―幸せ
幸せ
ちょっとしたこと
些細なこと
つまらないこと
どう見ても無駄なこと
日々はそういうものの寄せ集め
でも
交響曲 白紙
https://youtu.be/vhzl0imF8sc
before
何も無いということ
それは無ではなく
あらゆる有を内在するということ
between
二章のスタートとしては、いい感じ。
何も無いということ。
「有」だと分かりに行くか。
あらゆる可能性を内包している、と言おうか。
白紙という平面(二次元的)において、
空間的な広がり(三次元的)を持っている。
そういう奥行きがほしい
交響曲 8小節~10小節
before
八小節
―電車―
電車は乗せる 人々を
電車は乗せる 想いを
混沌とした住宅街を抜け 花の絨毯を通り抜け
ある時は草原を滑走し 河を渡り
滝を眺め 森を行き 丘陵を昇り 氷山をも駆け上がる
雪の大地を行進し 暗闇を切り裂き どこにでも行く
誰彼構わず
どこか遠くへ連れて行っておくれ
ここではない遙か遠くへ
あの星へ
いや―あの海へ
そう―帰る家へ
九小節
―本当にや
交響曲 鉛筆
https://youtu.be/Sz2KUo0DjLg
before
この手に収まる六角形の木偏
漆黒の鉛を飲み込んだそこに宿る
炭鉱労働者の血と汗を私たちは知らない
生きた木が削られた 命の欠片
大地に根を張り 海を渡り
―手元に終着する
どれ程使おうとも―この鉛筆の重さを知ることは叶わないのかもしれない
命の重さを誰も知らない 価値の大きさを何人たりとも知らない
存在の尊さを―計ること
交響曲 「ある街角に」
https://youtu.be/5SK-eXtQBrE
before
出逢い
それはどこに隠れているのだろう
それはたとえば
通りに転がる石ころのように
据えられた噴水のように
植えられた花のような
佇む木々のように
人々は歩き 座り 話し 物思いに耽る
一時の暇を憩い 日常を生きる
音は集まれば雨音のようで
行く先々が全てに異なり
それは交わることなく 交差する
振り返れば 物陰に隠
交響曲 「たとえば木の葉の落ちる時」
before
たとえば木の葉の落ちる時
それは星の終わりを告げたかもしれない
たとえば信号が赤から青に変わった時
男女が運命的な出会いを果たしたかもしれない
たとえば雷が一瞬に閃いた時
あなたの瞬きが重なったかもしれない
たとえばあなたが家を出て鍵を閉めた時
憎しみが凶器となって誰かを襲ったかもしれない
たとえばあなたが足を止めた時
サバンナでチーターが走り出したかもしれない
たとえば
交響曲 序曲
https://youtu.be/BcGdjnLzlnY
before
ヴァイオリンは唄い
チェロは掻き鳴らし
ピアノは雨のように旋律を注ぎ
ホルンは稲妻のように轟き
コントラバスは海のようなうねりを生み出し
フルートは鳥の羽ばたきのように舞い上がる
彼らは孤にして全体であり
全てにして個である
音は合わさり
一つの楽曲を編み出す
この調べに耳を澄ませよ
自らが響かせる鼓動を聴け
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