誰かとご飯食べるのがつらいって話。
誰か共感してくれないかなーって思うんだけど、誰かとご飯食べるのってつらくないですか?こんなこと言うと、某鬼退治系漫画の気絶すると覚醒するキャラファンの方々から怒られてしまいそうでとても怖いんですが。自分もあの作品は好きなんで許してください。自分は傷だらけ兄貴が推しなんですけどもどうか許してください。
いきなり話が逸れた。。。まあ、結局何が言いたいかって言うと自分は一人でご飯を食べるほうが気楽ってことなんですね。ご飯食べながら喋るのしんどいし、自分が先に食べ終わっても相手が先に食べ終わっても気まずいし、美味しいもの食べても美味しいって言えないタイプだし。(心の中ではちゃんと美味しいって思ってるんだけどな。)
さらに言ってしまえば、自分がご飯食べてる空間に誰も居てほしくないんですよね、なんか見られてる気がしちゃって。だから外食とかも苦手なんですけど。
いや、分かってますよ?自意識過剰だってことは。でも、気になっちゃうもんはしょうがない。特に一人で外食してるとなんか寂しいやつだと思われてるんじゃないかって思うんですよ。(全世界の一人外食している方々、大変失礼なことを言ってるのは重々承知しておりますが、寛大な心で許してくださると幸いです。)
でも、そんな自分も勇気を出して冒険したことがあって、あれは大学生の時のこと、一人暮らししていた家の近くにすごく気になる定食屋さんがあった。おじいさんおばあさん夫婦で営んでいる小さな定食屋さん。行きたい!でも自分にはハードルが高い!と悶々とした日々を過ごしていたんだけど、ある日ついに決意して暖簾をくぐったわけですよ!(拍手!)
まあ、勇気を出したと言っても他にお客さんの居なそうな時間を狙ったから17時とかに行ったんだけども、案の定、客は自分だけ。めちゃめちゃ緊張しながら唐揚げ定食を注文。運ばれてくる。美味しそう!と思い、割り箸を手に取って手を合わせる。いただきます!
美味しい!勇気を出して良かったー、って思いながら食べ進めていく。緊張で箸を持つ手が震えているが、それもご愛敬だろう。2つ目の唐揚げを口に運ぶ。
ガッッ!!
ん?なんだ?めっちゃ鉄の味がする。次の瞬間、赤く染まった割り箸が目に入る。え?・・・めちゃめちゃ内くちびる噛んだ。
痛いってより恥ずかしい!お店の方に気づかれないように急いで食べ進める、鉄の味しかしねぇ!うわーん!
平気なふりして完食して、おばあさんに「美味しかったです!」とか言って、店をあとにして帰路につく。噛んだとこを舌でさすりながら思う。やっぱ一人外食とかするもんじゃないな。。。
こうして無事、一人外食とか無理ゲー人間が生まれたのでした、めでたしめでたし。いや、めでたくはないんだが。いつかこのトラウマを乗り越えられる日を夢見て、今日も部屋にこもってひとり、ご飯を食べる。うん、美味しい。