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花粉シーズンが終わり、河川敷へ (川で★深読み)

GW明けが待ち遠しいのは、毎年、その頃にようやくスギ・ヒノキ花粉症から解放されるからです。2月初めから丸3か月 ── 実に長かった。

ようやく、「プロゴルファー猿」あるいは「伊賀の影丸」のように、背中に斜めに素振り用バットを担いで河川敷を歩き、時折立ち止まっては素振りをする、という《危ないジジイ》生活ができます。

今日はアリエルさんの企画(↓)に参加しようかと思ったのですが、比較的都会の町中にある我が家の窓からは、近隣の家々しか見えません。
盗撮している怪しいジジイ、と思われるのも心外なので、すぐ近くの河川敷に出かけました。

企画の元になった「大阪のおばちゃん」の記事も引用させていただきます。

鞘に入った刀のような物体を背負った《佐々木小次郎》的風体は、それだけでも十分怪しく、さっそく近所の、ふた回りほど年長のご婦人トリオ《三婆》に呼び止められ、
「あんた、そんなモンしょって、どこ行きゃあす?」
《正調・名古屋弁》で尋ねられる。
「河原でバットを振り回して来ようかと……」
「そうかね。そりゃあ、ええ運動になるがね。行ってりゃあ、行ってりゃあ!」
とジジイになっても、相変わらず《小僧》扱いであーる。

町中にある、といっても近くを川が2本流れているので、5分ほど歩いて河原まで来ると、もう別世界です。
今は一面のシロツメクサ。ジョギングコースと川の間は丈の高い草が茂り、雲雀が巣を作っています。

河川敷一面のシロツメクサ

どこかでギターの音が、と思って目を凝らすと、川に向かって弾き語りのオジサンの姿が。いや、年齢はわかりませんが、若くはなさそう。
近くに行って取材したい気持ちもありましたが、ここは《武士の情け》で遠くから優しく見守る。

川に向かってギターを弾き歌う、謎のおじさん

土曜日とあって、川の向こう側の木の下には何組かの家族が集まり、休日のデイキャンプでしょうか?
川に入って遊んでいる子供たちも見かけましたね。

絵にかいたような木の下に集まってBBQでもしているのかな。

しかし、川のこちら側には《謎のギターおじさん》と私のほかは誰もいない。オジサンは川の近くで謙虚に歌っているので、ほぼ私だけ。
おそらく、東京にこれだけの河川敷があったら休日は人間だらけで、ジジイがバットを振り回していたら迷惑がられるでしょうが、名古屋は驚くほど人口密度が低い。
これほどの広大な土地(↓)が、私ひとりのものです。
おそらく、全裸でシロツメクサの上を転がっていても、誰もとがめないでしょう。全身日焼けしてしまうでしょうが……。

とにかく人口密度が低い。これだけの広大な土地に私ひとり。

お座敷犬を散歩させている美しいひととすれ違ったくらいでしょうか。
こちらも犬を連れていれば話のきっかけでも作れたかもしれませんが、《佐々木小次郎》をチラ見すると、犬を追いかけるフリをして走り去って行った。

そういえば、この河原で、黒く巨大な(おそらく体重は「貴景勝」なみの)豚を散歩させている人を何度か見かけたこともあります。軽のミニバンに載せて連れてきていましたね。

(あの豚は、ペットなのだろうか? それとも ── ?)

と、これもインタビューしたかったけれど、おそらくその質問は「タブー」なのでしょう。

自宅は町中なのに5分歩くと贅沢な河原があるわけですが、驚くなかれ、ゴルフコースもあります。

川の向こう側にはゴルフコースもあり。

自宅から歩いてゴルフコースに行ける都会人は、そうはいないでしょう。「池越え」は無いけれど、「川越え」はあります。アップダウンはまったくない。いやいや、土手の上から打ち下ろすホールが2つぐらい、あったかな。
ただし、ここのコースは大雨で増水すると全面水を被り、あとにはいろいろなものが取り残されるため、グリーンはかなりトホホです……。芝が剥げて緑色のスプレーで色だけ付けてあるホールもあるくらいです。
ま、贅沢は言えませんね。

《アリエルさん企画》は、
「お国訛りで!」
でしたが、名古屋生まれの名古屋育ちながら、子供の頃からほとんど話した事がないので、まずは《三婆》に任せます。

それにしても、某名古屋市長の「ガラの悪い」名古屋言葉はやめてもらいたいものです。

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