【99%の人が】MCTオイルの正しい使い方【間違えてる】
この記事をご覧になっている皆さんは、きっと普段から健康に気を遣っている方々なのでしょう。
今回、MCTオイルを効果的な使用方法をできるだけ最大限まとめたつもりです。
是非、最後までご覧になって役立てて頂ければ幸いです!
さて昨今話題になっているこのMCTオイルですが、皆さんは正しい使い方が出来てますでしょうか?
実は使用法を間違えれば、ただ太るだけのアイテムです。
しかし正しい使用法をすれば、しっかり『痩せ』の効果が期待できます。
本記事ではMCTオイルの選び方や使用方法、考え方について記していきたいと思います。
では、早速見てきましょう!
①MCTオイルとはなんだべ?
MCTオイルを理解する前に、まずは脂肪酸の分類を見ていきたいと思います。
以下、簡単にまとめてみました。
覚えなくて良いので、さらっと見て下さい。
MCTオイルの「MCT」とは、
「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」
の頭文字を取ったもので、和訳すると「中鎖脂肪酸」と表現します。
一般的に8~10個(6~12個ともいわれている)の炭素が鎖状に複数結合したものを中鎖脂肪酸といい、MCTオイルとは、その中鎖脂肪酸だけでできているオイルのことです。
食品としては主にココナッツオイルを代表として、牛乳、チーズなどの乳製品やヤシ油などにも含まれています。
MCTオイルは一般的な脂肪酸と比べて消化・吸収後の経路が異なり、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、分解されます。
分かりやすく言えば、糖と同じ経路ですね。ご飯やパン等の糖質をたくさん食べると、まもなく眠気が襲ってきますよね?
それぐらいの速度で吸収されるのが、このMCTオイルです。MCTオイルは一般的な油に比べて、なんと4~5倍も速く分解されると言われており、とても短時間でエネルギー源になり、体脂肪としても蓄積されにくいといった代物です。
その他、
・体脂肪の燃焼を促進してくれる
・乳酸の蓄積を減少してくれる
・てんかん発作の抑制する
・認知機能低下を抑制する
などの効果も期待されています。
メリットだらけですね!!
そして皆さんが特に着目してる機能が
「体脂肪の燃焼を促進してくれる」ダイエット効果ですよね?
しかし残念なことに、ただ摂っていただけではダイエット効果なんて全然ないのです。
次の項目で理由を説明していきます。
②MCTオイル+糖質制限=最強のダイエット効果
結論から言うと、MCTオイルに限らず脂質と糖は一緒に摂取してはいけません。
脂質と糖はセットになると単に太る原因になります。
そしてMCTオイルの成分である中鎖脂肪酸は、カラダに糖質がなくなってから、はじめて体脂肪を分解するケトン体を生成します。(超重要)
ケトン体とはぶどう糖に代わる第二のエネルギーと呼ばれ、脳や筋肉のエネルギー源である糖が利用できない時、代わりに生成されるエネルギー源です。
(※胎児や新生児の主な栄養源はケトン体で、母乳からもケトン体を生成してエネルギーにするので、ぶどう糖こそが第二のエネルギーやろ………とワイは思う。)
では、皆さんはそもそも「痩せる」原理をご存じでしょうか?
少し重複しますが、カラダに十分量の糖質が回っている状態では、脂肪は減りません。糖が無くなって、はじめて中性脂肪は脂肪酸と遊離脂肪酸に分解されます。
そして遊離脂肪酸が血中に入り、エネルギーとして使われれば痩せる。
使わなければまた中性脂肪に戻る。
…………といった具合が、ザックリとした痩せる原理です。
そしてそのサイクルを促進させるのが中鎖脂肪酸、「MCTオイル」というわけです。
つまりパンやご飯、うどん、ラーメンといった糖質と一緒にMCTオイルを摂ってしまうと、脂肪は分解されず効果が出ません。
MCTオイルにダイエット効果を期待される方は、くれぐれも糖質を控えた上で使用しましょう。
③MCTオイルのデメリットと注意点
1.腹痛・下痢
~以下引用~
「ヒトにおいても、その安全性が確認されているが、1日100gを 超 えるような多量を摂取した時には、腹痛や下痢の症状が、少数見られることが報告されている。
この理由は、MCTが極めて速やかに消化されることにより、小腸管腔内が高浸透圧になるために起こると考えられてい る。しかし、この問題 は、摂取量を少量から徐々に増 やすことで解決できるとされている。」
参考:中鎖脂肪酸の栄養学的研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/3/8/3_403/_pdf/-char/ja
……いやいや、100gも飲む奴なんてそんなおらんやろ。。。
と率直な私の感想ですが、先日こんなニュースがありましたね。
『市川海老蔵、MCTオイルの副作用で七転八倒…市販の「健康オイル」は健康効果に疑問も』
https://biz-journal.jp/2020/09/post_178837.html
…なんや市川海老蔵は100g近くもMCTオイルを飲んだのか?笑
いやいや、普通に考えてエゴマ油だってアマニ油だってどんな良質なオイルでさえ100gも飲めば具合悪くなるでしょwww
あなたもサラダ油でもなんでも良いのでオイルを100g一回に摂取すること考えてみて下さい。
想像するだけでめっちゃ吐きそうになりますよね?ww
そもそも「誤って大量に」ってどんな程度って話です?笑
いくら彼でもそんな大量に一度に飲むとは思えないのですがね。。。
で、話を戻しますと
MCTオイルの摂取によって、例えそれが少量であったとしても下痢や腹痛を訴える症状が散見されます。
実際、私の知人がMCTオイル小さじ1杯を入れたバターコーヒーとヨーグルトを朝食に摂取して数時間苦しそうにしていたなんてことがありました。
本人も最初はたまたまだと考え、その後何度か摂取後腹痛や吐き気を催し3度目でMCTオイルのせいだと確信したようです。
詳しい文献や研究資料が私が見る限り見つけられなかったので、私は以下のように解釈しました。
MCTオイルは素早く消化吸収される性質がある
↓
小腸の中は高浸透圧状態になる
↓
腸内の水分量が多くなる
↓
下痢や腹痛を引き起こす
↓
そしてこれは人によって程度の差があり、一過性の現象の可能性がある。
ティースプーン1杯程度で腹痛になってしまう人はその半分、乃至3分の1程度から始めてみるのが良いのかなと思います。(個人的見解です)
2.太る
糖質制限しましょう!
出来ない人は効果を期待しちゃだめです。
④MCTオイルの選び方と保存方法
MCTオイルって実は40年以上前から医療現場主体で使われているそうなのですが、近年になって様々な種類のオイルが登場してきて、はっきり言ってどれが良いかなんて判断しにくいですよね?
1.原料
アブラヤシ由来のオイルと、ココナッツ由来のオイルがありますが、断然ココナッツ由来のオイルを選びましょう!
理由はアブラヤシ由来のオイルと比較した場合、ココナッツオイルは熱に強く、酸化しにくいという性質があります。
2.「中鎖脂肪酸100%」のオイル
基本的にMCTオイルのというのは中鎖脂肪酸100%のオイルを指しますが、中にはコスト削減のため他の種類のオイルと混ぜていることもあります。購入時成分確認をしましょう!
3.摂取しやすさで選ぶ
MCTオイルは主に流通している液状タイプのほか、サプリメントタイプ、パウダータイプがあります。
外出先でも摂取したいという方はサプリメントタイプ、飲み物に混ぜたいという方はパウダータイプが良いかと思います。ご自身の生活スタイルとどの様に摂取したいかイメージして購入しましょう。
そして保存方法ですが、基本的に熱と光に弱いので冷暗所に保存する様にしましょう。
ちなみにMCTオイルは冷えても固まらないので、冷蔵庫に入れていてもいいですね。その方がかえって温度管理がしやすいかもしれません。
⑤おすすめの摂取方法
MCTオイルは無味無臭(風味はやや感じる)なので、どの食品の味や風味を損ねることはありません。
サラダやコーヒー、みそ汁などのスープ、カルパッチョ、ヨーグルト等にかけて食べるのがおすすめです。
ただし前項でもお伝えした通り、効果を高めたいのであれば、巷で言われているような使い方としてパンケーキやカレーライス、シチュー、シリアルなど糖質の多く含まれている食品と併せて摂取することはやめましょう。
大事なことなのでもう一度言いますが、
MCTオイルは糖質と一緒にとってはいけません。無駄になります。
⑥私が超おすすめするMCTオイルの摂り方!
MCTオイルを摂取している、あるいはこれから摂取しようとしている皆さんは健康・美容意識が高い方々ですよね。
そんな皆さんにお勧めしたいのが、MCTオイルをビタミンCと一緒に摂取するということです。
ビタミンCはメリットがたくさんあります。
皆さんも美容に良いということはご存じだと思います。
ビタミンCは「ビタミンの王様」と呼ばれており、そのもつ抗酸化作用によって、活性酸素を抑制、あるいは無毒化する、活性酸素によって傷つけられた細胞を修復する働きがあります。活性酸素というのは、タバコ、ストレス、激しい運動、紫外線、過度の飲酒等によって作られるカラダを傷つける、老化させる良くないモノとお考え下さい。
また、ビタミンCは体内のコラーゲンの生成に必要なものなのですが、人間はビタミンCを他の動物のように自ら作り出すことが出来ないので、美容・健康のために日々意識して摂取しておきたい成分です。
ところがこのビタミンC、摂取の上で問題があります。
ビタミンCサプリメント等の経口摂取の場合、その水溶性という特徴から殆どが体内で吸収されず、半分以上は尿として排出されてしまうんですね。
そこで吸収率を高めるために登場するのがオイルです。
オイルがビタミンCの吸収率を向上させてくれるので、できるだけ一緒に摂るようにした方がより効果的なのです。
なので折角美容に気を遣ってオイルを摂取するのであれば、サラダ油やマーガリン等カラダに悪いものではなくて、MCTオイル等の良質なオイルと一緒にビタミンCを摂る習慣をつけるとより良い美容効果が出ますよ!
というお話でした。
⑥おわりに
いかがでしたでしょうか?
長々と書き連ねましたが、最も大事なポイントの
MCTオイルは糖質と摂取しない(糖質制限には最強)
という事を押さえて頂ければ、あなたもきっとMCTオイルの効果を実感できると思います。
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それではまた ノシ
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