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「果物は健康に良い」と思っている人に告ぐ
皆さん、果物(フルーツ)は好きですか?
私は果物が大好きです。
特にパイナップルやキウイ、ぶどう、いちご、マンゴーは毎日食べても良いぐらい好きですね笑
皆さんはいかがでしょう?
「健康に良いから毎日食べてる」
「ビタミンも食物繊維も入っているから美容のために食べている」
「そこまで食べないけど、朝くらいは果物の入った野菜ジュースを飲む」
「芸能人が美容のために食べているのを見たから食べるようにしている」
全部誤解です笑
中には「そんなわけないだろ、このクソポンコツがぁ!!」
などと思われる方もいらっしゃると思います。
※ポンコツであることは否定しません笑
さて、今回はこの果物に対する誤解を紐解くために、以下健康・美容的側面で本日も超簡単に説明していきたいと思います。
①ビタミンCは果物の摂取では期待できない。
果物というとビタミンCが豊富で、美容に良いと未だに思っている方が少なくありません。
多くの方がそう思ってしまう理由としては、
①メディアの影響
②芸能人の影響(TV・Twitter、Instagram等のSNS)
があると思います。
そう、皆さんは知らず知らずの内に『良いものだ』と思い込まされているんですね。
さて、本題に入ります。
ではなぜビタミンCが果物から摂取することが効果的では無いのか?
分からなくても良いので、以下の化学構造を見比べて見てください。
これはぶどう糖とビタミンCの化学構造の対比ですが、とてもよく形が似ていますよね。
パッと見、見分けがつかないレベルです。
ザ・タッチ
たくやさんとかずやさん、ぱっと見見分けつかないですよね?笑
こちらも
…どうでもいいですね。
ではこれだけ化学構造が似ているのが、何に影響するのでしょうか?
それは代謝の過程が大きく関係します。
まず果物に含まれる糖は、ぶどう糖・果糖ですね。
この内ぶどう糖はインスリンを使って血中から細胞内に入ってくるのですが、実はビタミンCもインスリンを使って同じように細胞内に入ってこようとするんです。
つまり、ビタミンCがインスリンを使って細胞内に入ってくる時は、ぶどう糖も細胞内に入ってこようとしている時という事です。
この時ビタミンCとぶどう糖は競合関係にありますので、血糖値が高い(ぶどう糖濃度が高い)と、ビタミンCはぶどう糖とのイス取りゲームに負けて、細胞内に入りにくくなってしまうのです。
結果、ビタミンCが不足する。効果的に体に取り込むことが出来ないということになってしまいます。
なので、よく糖度の高いフルーツほど高く売られていますが、
『糖度が高ければ高いほど、ビタミンCの吸収は期待ができない』
という理屈になります。
果物からビタミンCを得ようというのが論外!!!ということです。
②果物は糖化を爆発的に促進させる。
勿論ぶどう糖も余れば毒になるのですが、果糖はそもそも最初から悪です。
あらゆる糖の中でも果糖は最悪と言っても良いでしょう。
皆さんは糖化という言葉をご存じでしょうか?
糖化とは簡単に言うと、
たんぱく質や脂質が糖と結びつくことです。
糖分はタンパク質と結びつく性質があり、くっついたモノを糖化タンパクといいます。
突然ですが、旨そうなステーキですね。
私は2cm程度のミディアムレアステーキが好きです笑
皆さんはメイラード反応というのは聞いたことがありますでしょうか?
画像のステーキのように、加熱時にタンパク質(アミノ酸)と糖が反応し、茶色く色づき、うま味や香ばしさを生成する反応のことです。
糖を摂取すると、このステーキと同じ反応が体の中で起きます。
糖化が原因で起きることは
高脂血症・脂肪肝
それから
しみ・しわ・たるみの老化現象です。
ぶどう糖も消費されずに余ってしまえば、糖化のリスク、慢性炎症の原因になるのですが、実は果糖はこの糖化を非常に起こしやすい糖なのです。
ぶどう糖比較でいえば、なんと果糖は300倍も糖化を促進させると言われています。
最悪ですね。
その上、ぶどう糖のようにエネルギーとして使われるでもなく、果糖は直接憎き中性脂肪になります。
やっぱ最悪ですね。
よって、果糖は老化を急進させる最悪な糖質だと思ってください。
③果物との付き合い方について
以前の記事でもお伝えしましたが、完全に果物を断て!と言っているわけではありません。
美容目的・健康目的として普段から食べているのであれば、逆効果ですよ?
というのが今回の趣旨です。
私も冒頭に挙げたようにフルーツが大好きです。
気を許したら誘惑に負けて食べている時が多々あります笑
たまにという程度で、月1~2回程度でしょうか?
私は甘党でもありますので、フルーツケーキなんかも大好きです。
先日高級ホテルのアフタヌーンディーバイキングで、ケーキ10個以上は食べてきました笑
その日は特別な日ということもあり、私は羽目を外して食べた(外しすぎだろ)ということもあるのですが、食の楽しみを無くした人生はつまらないと思っていますので、こういった日はたまにであれば設けてもいいのではないかなと思っています。
まあ、果物は娯楽感覚でとらえるのが丁度いいと思います。
④おわりに
Youtube等の健康系のチャンネルでもビタミンやミネラル、食物繊維のメリットからフルーツは食べても良い、若しくは食べることを促している輩がいますが、大体糖化などについて語られていません。
冒頭でもお伝えしたメディアなどでもそうです。
何も知識のない芸能人が(ステマなのか知らんが)、フルーツの美容効果を語ったり、SNSでフルーツを食べている写真をアップしたりと、悪影響以外の何物でもないです。
近年の研究記事・論文でも割とメジャーになってきていると思うのですが、テレビに出演しているお医者様はさもフルーツがカラダに良い!積極的に食べろ!みたいなことを言って国民をよからぬ方向に扇動するような場面が未だにしばしば見受けられます。(普段あまりTVはみないのですが)
前回の記事でTV番組はスポンサーのものと言及しましたが、そういう力が働いているとしか思えません。
医者・弁護士など日本人は権威にとても弱いですが、彼らが言っていることをすべて信用してはならないのです。
勿論すべてを否定しているわけではありません。
テレビなどに滅多に出ない、素晴らしい活躍をされているお医者さんだってたくさんいます。
そして医者ではない私のことも信用できない方も中にはいらっしゃるでしょう。
勿論私だって間違える時はあります。
どんな賢い人間の論理だって100%いつも正しいとは限りません。
今回は『果物は最悪』という事でお伝えしてきましたが、皆さんもこれを切っ掛けに疑問に思ったことはご自身で調べていただければ嬉しく思います!
メディアの妄信はNGです!笑
では ノシ
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