呟日記 #2　無と間、情の3乗、他

・9月22日(日)　無と間

「団地のふたり」を観た。「無」とか「間」って大切だなぁ、素敵だなぁと思った。言葉じゃない方が、伝わることもある。なんとなく無音がこわくて、つい喋りすぎてしまう自分の未熟さ、トホホ。
やりたいこと、できること、求められることのバランスの話も聞いた。NHKの番組で、色んなことを思う日だった。私はどちらもまだまだ模索中。

ゆったり、まったり、生活はつづく。

・9月23日(月)　引き算

つぶやき系のSNSを始めてみた。変えたり、足したり、試行錯誤。熱がこもればこもるほど、詰め込みがち。引くって大切だ。そして難しい。
「寛（ゆた）のたゆたに」という表現が、古今和歌集の恋歌にあるそう。ゆらゆらと漂い動くさまのこと。ゆたのたゆたにの響きがなんだか好き。

・9月24日(火)　情の3乗

ちょっと遠出。with 「人生フルーツサンド／大平一枝 著」大切に読んでいるので、いい意味で時間をかけて、毎日持ち歩いている。特急かいじ、快適。ガラガラの総武線を、こちら側の窓から眺めるのも新鮮。
面白い人に会った。星占い（みたいなもの）に長けた人だった。データによると、3つの項目に「情に厚い」と出るのだとか。どうやら私は、情の3乗らしい。

「人生フルーツサンド／大平一枝 著」

青と緑がすーん。

・9月25日(水)　歯医者さん

思い立って、衣替えをした。ニュースによると、まだ夏日は来るらしい。たぶん（いや、間違いなく）まだ早い。秋が待ち遠しいんだと思う。
伊集院光さんのラジオのお話。歯医者さんの「痛かったら左手あげて下さい」って、ストップサインではないそう。「あぁ、いま神経に近いとこなんだな」という確認作業なんだとか。知らなかった！！

伊集院光さんのお話、
雑学も小咄も、どんなジャンルも面白い。

・9月26日(木)　もぞもぞ

夕方スマホに、ものすごい数の通知が。歯医者さんのことをつぶやいたら、「488いいね、2.6万回表示」なのだとか。なんだかもぞもぞした。SNSは、自分の部屋みたいなものだと思っていた。でも、あっ人がたくさん出入りする場所なんだ、と（当たり前なのだけど）肌で感じた。きっと、個展の部屋みたいなものなのかな。だとしたら私は、大通り沿いでたくさんの人が出入りする部屋よりも、路地裏の先でちょっと立ち寄ってくれる人がいたりいなかったりするような部屋の方が心地いいのかもしれない。

・9月27日(金)　間（あわい）の美

四角い部屋は丸く掃くのに、小さなシミが妙に気になる。気になり出したらそのことばっかり。ちょうどその時、間（あわい）の美について読んだ。白か黒かじゃない、侘び寂びをもっと学びたい。

名前のないあわい色も素敵だなぁ。