【本の学び】読書チャレンジ#31「超一流になるのは才能か努力か? 」@一年365冊
いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
2021年に習得した「速読」に基づき、2023年毎日投稿の読書メモになります。
お役に立てれば幸いです♪
【本日の書籍】
アンダース・エリクソン、ロバート・プール著「超一流になるのは才能か努力か?」(2016年・文藝春秋)
【書籍を選んだ目的】
超一流は何をしているのか?
【ポイント(私が得たこと)】
この本では、ある程度のパフォーマンスまで達成した人は、同じことを続けているとその力は徐々に低下していくということを言っています。
徐々に低下しないためには、どうすべきか。
能力があがっていく状態とはどのようなことを示すのか。
そのことを説明しています。
私は、税理士という専門家として15年以上実務を行っています。
このことが事実ならば、私の力は、10年前よりももしかしたら劣化している可能性あるということです、、汗
皆さんはどうなのでしょうか?
それでは、ここから、その劣化する能力をどのように訓練していくのか解説していきます。
◆心的イメージ
心的イメージとは、ある特定分野において、「森」を見ることができると同時に、必要に応じて個別の「木」の照準を合わせて、見ることができることです。
これによって、ある特定分野について、人と違う力を瞬時に発揮し、瞬時に処理する能力が発揮されます。
これは、「特定分野に限られたもの」で、練習した技能からしかあてはないものです。
この心的イメージが、その道のエキスパートとなりうる要因となります。
私の分野でいうと、顧問先から取引内容を確認して、その内容について瞬時に課題や問題点を見抜いて、それに対応する力だったり、弊社のスタッフの処理の誤りを一瞬で感覚的な違和感などで見抜く力だったりするのだと思います。
◆限界的練習
このような心的イメージの能力を発揮する力が、日々の業務をこなすだけでは、徐々に衰えていくというのが、本書の理論です。
それでは、どのようにしたら、成長を続けることができるのでしょうか。
それは、「限界的練習」をするということです。
限界的練習とは、自分の力のギリギリ上の訓練を繰り返すとことです。
これこそが、限界的練習ということです。
限界的練習は、今日の労働市場におけるほとんどの仕事においては、その練習ができない分野に該当するということです。
優れた技能とは何かという客観的な基準が存在せず、限界的練習に関する知識が蓄積されていない分野では限界的練習はできないということです。
しかしながら、次のようなことがヒントになります。
・目的をもって練習に取り組む
・「もっと頑張る」ではなく、「個別の違う方法を試す」
・コンフォートゾーンの外側に出る
・即時のフィードバック
これらの方法によって、限界的練習に近い体験をしていけば、徐々に劣化する現状から脱出できるということです。
そして、限界的練習は、精神的にきついことが多いです。
そのため、精神的な苦痛に耐えることが必要になります。
この点について、「意志の力が強い人」など存在しないため、「意欲を高める」ことに着目することが重要です。
「意欲を高める」には、自分の成功すると信じる気持ちを持ち続けることであると言っています。
成功のイメージや成功にわくわくすること。
これが重要です。
いかがでしょうか。
【感想】
エピソードの中で、「超一流になるのは才能か?努力か?」を理論的に説明するスタイルで、とても読みごたえがありました。
大変、興味深い内容で、読めば読むほど味が出てくると思いました。
読んだ日付:2023年1月15日
かかった時間:56分(365頁)
おわりに
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