個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第2回) (1)
情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。
中央教育審議会 初等中等分科会「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会」(第2回)が10月3日(月)に開催されました。
これからの公教育のあり方から考え、次の学習指導要領の方向性にもつながっていくものであるため、非常に大事な部会です。
その中で、「デジタル」は重要な位置付けを占めており、情報教育は今後の教育課程でますます大切になってくると思われます。
配布資料がこちらです。大変ボリュームがありますので、議題ごとに、要点を絞って、本noteで紹介したいと思います。
議題1:個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた教科書・教材・ソフトウェアの在り方について ~中間報告(論点整理)~について
特別部会内に設けられた、教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループからの中間報告が議題の1つ目でした。
資料から抜粋してご紹介します。
今後、教科書や教材が大きくデジタルシフトする方向性が見えます。
大切なのは、紙の置き換えとしてのデジタルではなく、「個別最適な学びと協働的な 学びの一体的な充実」であり、「児童生徒の主体的な学び」であり、それを後押しするのがデジタルであるわけだから、授業観や指導観を変えていかなければいけない、ということが読み取れます。
(紙の)教科書は国庫による支給ですが、デジタル教材や学習支援ソフトウェア等は受益者が負担しています。
国はDXを掲げ、大きくデジタルシフトしようとしているにもかかわらず、その基礎体力をつけるための「教育」において、「デジタル」であれば基本受益者負担になってしまうと、学校間や自治体間で教育環境に格差が出ることが容易に想像がつきます。。。
この辺について、中間報告でしっかり明記されましたので、是非、デジタルについて、国は費用面でも支援してほしいと思います。
デジタル教科書・教材・ソフトウェアWGの堀田主査からは、本部会にて次のような趣旨の発言がありました。
明日のnoteでは議題2についてお伝えする予定です。