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#もぐら会
ある女の密かな決めごと
いつの間に、こんなことばかり覚えたのだろう
腕っぷしの強さや肩書を振りかざし
虚勢を張る男たち
女の私はそれを微笑みで受け止め称賛する
たとえ心の中で反吐を吐いていたって
その方が生きやすいから
女であることを利用して何が悪い
滑稽な男を愛して何が悪い
生きていくのに必要なのは
男が愛でる美しさと男を気持ち良くさせる器量
愛され凌駕されたい欲望は身体の中で疼いているし
コートを纏い、
2019年を振り返る
2019年の手帳の最初には、昨年末の紅白を観ながら書いたメモが残っている。
今はこんなに悲しくて涙もかれ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうにもないけど
そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねときっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで今日の風に吹かれましょう
2019年を振り返ってみれば激動で、2018年の年末にはその予感だけが満ちた閉塞感のなかにいた。そ
大人と子どもの違いって何だろう
今日もオフィスでぼろぼろ涙を流している。
おおよそ会社にふさわしくない態度でデスクに座っている女が、私だ。
ここのところ、自分のひどく子どもな部分に悩まされている。具体的に言えば、すぐに感情的になってしまい、涙が出てしまうこと。
私はもう10年前に二十歳を通り越した。働いて経済的な自立もしている。十分に大人と言えるだろう。しかも私は風貌のせいか、大人っぽいという第一印象まであるようだ。でも、
「嫉妬」ってどんな感情?__私にとって。
嫉妬の定義は「自分より優れている人に対する羨ましさと、妬ましい気持ち。あるいは、好きな人が自分より他の人と親しくしている時に生まれる気持ち。」みたいなところだろうか。
自らを振り返って考えてみると、私はたくさんこの感情を持ってきたようで、意外とうまく抱えられなかったことが多いように思えた。
家から近い公立の小中学校に通っていた私は、同級生の中では勉強ができる方だった。運動も平均点くらいにはできた