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ピロリ
2019年9月15日 23:44
首筋にそっと唇を当てる。甘い声が、もう一つの唇の隙間から漏れる。そのまま舌を鎖骨に這わせ、下へ、下へと降りてゆく。肝心の言葉は口から出ない。・・・僕は自分が好きではない。好きではなくなったというべきか。去年までは、自分が好きか嫌いかなどという事は考えたことも無かった。自分には何も無い。その事に気づいてからは、自分をむしろ嫌悪している節さえある。彼女の中心に到達する。
2019年9月3日 22:49
あの子が、いる。僕の横に。窓ガラスにふと映ったもの。僕はうつ伏せで携帯をいじり、あの子は僕の隣で横向きになってほっぺたを膨らませている。なんの変哲も無い幸せ。ずっと僕にもたれかかってくれると思っていた温もり。今窓に映っているのは、うつ伏せで携帯をいじる、ひとりぼっちの僕。また、記憶に微かに残る温もりに逃げ込もうとしている。妙に広く感じる。あの子が来た日はいつもとっても狭くて、暑くて、寝苦
2019年8月27日 23:47
あなたは別れた恋人を大切な思い出にしますか?人生から抹消しますか?一度は愛した人どういう風にケジメをつけるか願わくば風化してほしいけれど瞼の裏にはいつもの笑顔自分以外に見せないでほしいと思う思い出にもならず、消えもしないただひたすらに黒い感情となり、僕の真ん中に残り続ける。 #ピロリ日記 #日記 #エッセイ #コラム #雑記 #毎日更新 #毎日投稿 #毎日no
2019年6月4日 21:37
大好きだった。相手もそうだったと信じている。終わってしまった関係なのに、ふとしたきっかけで君のことを思い出す。赤い車を見ると泣きそうになる。あのカフェの前を通りたくない。豚の生姜焼きが食べられなくなった。全部、全部君のせいだ。事あるごとに君を思い出してしまって、もううんざりだ。でも、その悲しみがたまらなく愛おしい。きっと君は、違う誰かの隣で笑っているんだろうな。Twitt