バダブ戦争(16)陥落
〈鋼鉄の円環〉突破(913.M41)「我が近衛が眠り、我が艦が投錨していようとも、怨敵は大砲が止まぬことを知るのだ」ルフグト・ヒューロン、バダブ総統、909.M41頃
〈忠誠派〉がバダブの最終包囲を決行する用意はととのった。その軍勢は不気味なスター・ファントム戦団の艦隊が十個中隊と〈戦機兵団〉(レギオ・クルシウス。〈帝国技術局〉の戦闘部局の一)の巨兵隊を搭載して到着したことによって大幅に増強された。この巨兵はオングストロームの〈技術局〉の援助によるものであった。また、〈オ