『あったかニュース』の流れる世界を作るのはTVでなく、”もう中学生”だった
平日の朝は、時計代わりにTVを流している我が家。
でも、有名人が結婚したとか(ナイナイ岡村さんおめでとうございます)、日本人が何か受賞したとか、そういうことがない限りは暗いニュースがメインに来てしまう。
どこかの災害、事件、今はコロナさん関係。
何か、それをみて自分のためになったり、こうしたらいいんだ、という情報だったらいいけれど、猟奇的殺人などの場合、
「僕は何を思えばいいんだろう 僕は何て言えばいいんだろう」
、、、、、、という、イエモンの『JAM』のような気持ちになる。
※JAM/THE YELLOW MONKEY words by吉井和哉
鬱病で共感性がすごく高くなってしまっている私や母は、あまりにこういうニュースが続くと滅入って、ときどきEテレさんに変えて『はなかっぱ』なんか観て癒されたりすることもある。
「こういうのじゃなくてさ、やさしいほっこりニュースとかやってくれたらいいのにねー」
「動物の動画とか、○○が生まれたよーとかねー」
とか、私と母はいつも言い合っている。
朝、一日が始まろうとしているのに、気持ちが滅入ってしまうのは嫌だな、、、、、、
そう思っていた。
(TV消せばいいじゃん、と言われたらそれまでなのだけれど)
そんな中。
昨日、嬉しいことがあった。
私がたのしみにしている、芸人”もう中学生”さんのインスタライブでのこと。
もともと、彼のインスタライブは55分間たっぷり、視聴者とのやりとりを含めた癒しタイムとなっているのだが、昨日のインスタライブでは私が求めていたことが実現した、本当に嬉しい、しかもみんなで嬉しさを共有できるひとときとなったのだ。
以前書いた記事で、もう中さんのインスタライブについて書いていますので是非。↓
昨日も、毎度恒例の、『CDTV』をモチーフにした
「一足はやい、かーーーうんだーーーうんてぃーびーーーの時間」
のコーナーがあった。
主に90年代のJ-POPを中心とした、もう中さんが大量に所有している8cmCDの中から、独断と偏見で3位、2位、1位を選んで発表していく、視聴者がたのしみにしている人気コーナーだ。
90年代ROCKだいすき世代の私にはたまらない。機会はないだろうけどもし、いつか会えたら、ふたりで90年代ROCKを語り合いたいくらい、もう中さんとは音楽性が似ている。そして、もう中さんは詳しすぎて尊敬する。
このコーナーが始まると、視聴者さんはすきな曲やアーティスト、よくこのコーナーに登場するお馴染みの一枚などの名前を次々とコメントで挙げていく。
3位、2位、そして、最後の1位の発表前になると、そのコメントをもう中さんは読み上げる。
「さぁ、○○がくるのか、△△もいい、●●、いやそれは◎◎だ、そして、、、、、、」
と、丁寧に対応。
「1位の発表」と言ってから、かれこれ3分くらいそれをやっているときもある。
自身も、音楽がすきだからこのやりとりがたのしいのだろう。
その視聴者さんのコメントを観ていて、昨日は、もともと用意していた1位の曲をその場で変えてきた。
リクエストが多かったらしい、
「きぃちゃん!」
(氷川きよしの、大井追っかけ音次郎)
ちなみにもともと用意していたのは、SHAZNAのMelty Loveらしい。
もうすぐベスト3を発表している間も、視聴者さんが各々のすきな曲などをコメントしていく。
その中で、
「出前館の歌」
というコメントをみつけたもう中さん。
「出前館の歌は入ってないですねぇ〜」
と答えながら、ダウンダウンの浜田さんが歌うCMテーマ曲を口ずさんだりしている。
そういえば、私の住む地域でも最近、その出前館のCMをやるようになった。前から話には聞いていたが(TBSの"お笑いの日"の放送中ずっと流れていたとか)、前までこちらでは観たことがなかった。
「出前館のCM、秋田でもやるようになりました」
と、コメントしてみた。
自由なもう中さんが鼻をかんで戻ってきたところ、私のそのコメントに注目してくれた。
「えっ、"出前館のCM秋田でもやるようになりました"、えっこれは、秋田の方はー、出前館ができる(ようになった)ってことですね!わーーー、え、そういうニュースすごい、いいですね!えーーー、おめでたい、、、、、、」
、、、、、、小さく拍手をしながら、地方にもサービスが広がってきたことを、喜んでくれたのだ。
かつて、TBSの放送がない話とか、私の地元秋田のいろいろをこの場で呟いていた私。結構、もう中さんは反応してくれて、秋田にTBSの電波を届けようとするパフォーマンスをしてくれたりすることもあったのだ。
地元のこと、病気のこと、結構気軽にコメントしてしまって、他の視聴者さんにとっては、もしかして、私の話ばかりに巻き込んでしまって嫌な思いしているんじゃないかとか思ってしまうこともあるけれど、長野という地方出身のもう中さんはよくわかってくれるし、やさしい言葉をかけてくれるから、ついこの場所に甘えてしまう。
、、、、、、それはさておき、
他にも、長野のオンラインマラソンの話題、Go Toキャンペーンで長野が人気だという話題、楽天でもこもこ靴下買いましたなど、ほのぼのとしたコメントが寄せられると嬉しそうに反応しているもう中さん。
ここで、
「皆さんの、”私のニュース” 聞いてもいいですか?」
というもう中さんのひとことに、視聴者さんから次々とコメントが寄せられた。
「ふるさと納税でもうすぐリンゴが届きます」
「今日結婚記念日です」
「久しぶりに古畑任三郎観ました」
「コーンスープ飲みました」
「なくしていた指輪が6年越しに見つかった」
「煮卵おいしくできました」
「換気扇がよく回ってます」
「モスバーガー食べました」
「息子の就職先が決まりました」
「9か月ぶりに親に会えました」
「Go Toイートの引き換えに行きます」
、、、、、、、、、、何気ない日常や、新しい日常に向かう姿、思わず拍手したくなるようなことまで、たくさんのしあわせな言葉が、ずらりと並んだのだ。
「聞いてたら元気出てきた」
というコメントも出始め、コメントを次々読み上げていたもう中さんも、
「いやー、もう自分(の声)はいらないな、こうやっていい文字(文章)読めただけでもいい気分。しあわせ。」
と、しみじみしていた。
「朝にこのしあわせニュースが聞きたい」
と、冒頭に書いたようなことをコメントしてみたら、ひろってくれて
「確かに!朝からこのニュースやるのいいかもしれないなぁー、しあわせニュース」
と、言ってくれた。
そして、自身のしあわせなニュースを聞かれると、
朝、カラオケに早い時間に行ったら、開店時間が変わってまだ開いていなかったが、店員さんがとてもやさしく声をかけて教えてくれた、それでもう一日しあわせだな、と思えた、、、、、、
というほっこりエピソードを発表。
そして、
「いいニュースのやつ、またやろう」
と、メモを取り出し、
「”インスタライブで、いいニュース、やる”、と、、、、、、」
、、、、、、書いていた。
私の言葉なんかじゃ、到底言い表すことができないのだが、こんなにやさしい、しあわせな癒し空間があるのかと。
私は、TVに毎朝求めていた。
チャンネルのボタンを押して、ただ流れてくる世界から。
でも、私が癒されたくて選んでいる、もう中学生というひとが、私が求めていたやさしいニュースが流れる空間を作ってくれ、私や、もう中さんのことがすきなほかの視聴者さんと、一緒に創った、あの時間。
みんなでつくった、共有した、しあわせ。
心が、ほぐれていく感じ。
これが、欲しかった。
しあわせのある場所は、自分で、選ぶんだ。
そして、作るんだ。
もしかしたら、私の鬱症状の度合いによっては、しあわせな話に悲観的になる可能性もあったかもしれない。
今回私はネガティブなことは書いていないが、誰かがしあわせになれないような状況だったのか、もう中さん自身の思いなのか、”かなしみ”についても、触れていたのを忘れない。
「かなしいこと、いっぱいあってもね、この言葉みているだけでがんばれる」
「いいんですよ、かなしいことあってもね。かなしいことないと、心配になるもんね。かなしいこと、つらいことあったほうが、どちらかというと、、、、、、いいことある気がするから。」
いつも、痛みに寄り添えるもう中さんは、本当に素敵だ。
いつも、ありがとう。
独特の世界観があり、あまり知らないひとには不思議なひとにしか思えないかもしれないが(私も詳しいわけではない)、もう中学生というひとは、本当に謙虚で、やさしい、痛みに寄り添えるあったかいひと。
有吉さんのラジオに呼んでもらったり、最近ではゴールデンタイムの『有吉の壁』にもお呼ばれして、地上波のお仕事が増えてきているのが嬉しい。
劇場でのお仕事(おライブ)も続々と決まっているけれど、療養中で無期限金欠の私には、オンラインのチケットすら買えない。彼に直接恩返しできないのが本当にさみしい。
だから、地上波でのお仕事の発表があったときは歓喜!
こんなやさしいひとには、たくさんのしあわせがあってほしい。
これからも。
しあわせは、求めるんじゃなくて、場所を選んで作っていく。
もう中さんみたいに、会ったひとにしあわせを感じてもらえるようなひとに、わたしもなれるだろうか。いつか。
しあわせになろう。
「願いよかなえ いつの日か そうなるように生きてゆけ」
と、B’zの稲葉さんも歌っている。
※ねがい/B'z words by KOSHI INABA
自分でなるんだ。しあわせに。
毎日毎日何かに迷っているけれど、
しあわせに向かう方向を探る鍵に、明日は一歩近づけますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。