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ちゃんと冬になった。 君は急にコートを着てる。 朝、月曜日。 急に寒くなった朝。 何が起きたんだろう? 僕もコートを着て 出勤してる。 雲に覆われた 薄暗い空。 太陽は雲越しに見える。 ちゃんと冬になった。 いつも通り、 寒い朝、 君とコートを着て 手をつないで いつも通り。 だから、大丈夫。
季節はずれに 白南風(しらばえ)の 感触を 思い出す。 梅雨が終わる 期待。 一つ乗り越えたような 達成感。 少しは楽になる 感覚は 有りはしない 君の季節は ずっと梅雨。 冷たい雨に振り続けられて 濡れて びしょ濡れ。 いつになったら晴れるのか 気象予報士も わからない。 晴れた今朝。 君は、君は。
金平糖みたいな雲が 空を、太陽を 覆う。 太陽が翳る季節になる。 お外遊びを止めに来る母の声が 聞こえる気がする。 子供の頃 頬は赤く ヒリヒリして、 それでも構わず 走り回った。 お熱の前は必ず 唇がヒリヒリした。 寒いから お家に入ろう と母の声が 聞こえる気がした。 もうそんな冬。
甘野様、ありがとうございますm(_ _)m これからも紹介していただけるような 良い作品を書いていきたいです✨ これからもよろしくお願いします💐
不規則な睡眠から目覚めると もうどうしようもなく 夜であった。 太陽は 西へと消えた。 カシオペア座が 高く高くはっきり見える頃 充電の切れた 死体が転がっている。 寝る前に 猫に引っ掻かれた ふくらはぎだけが膨らんだ 蒼白な身体の色。 青緑の血管が ゾンビの様に透けて見えている。 私と同じ部分の傷口が 腫れている死体。 死体? 充電用のコードに繋がれて 横たわっている死体。 夜の白熱灯に照らされて 幾分かまだ人間に見える、か。 私の代わりに 生きる人形。 充電が充分に
レースのヴェールを纏った 白い 朝 雲の不規則であり 規則的な 整列の均等に 美しい朝を見れた喜びと 優しい夜が終わった淋しさ 一日をもう一度始める 気怠さを ヴェールで隠して 見ないようにする 言葉が足りない この 美しさで 幸せになれる量の 言葉が足りない 一日一日減っていく だから儚い
、もうどうしようもなく 夜であった。 西へと沈む太陽は 今日の、私の希望だったのに。 カシオペア座が 高く高くはっきり見える頃 充電の切れた 死体が転がっている。 蒼白な身体の色。 夜の白熱灯に照らされて 幾分か柔らかく見える。 充電が充分に出来なくなっている。 そろそろ 死体も捨て時だ。
11月10日 14時より、詩人 椿美砂子様の詩集を 朗読します💕 🧁場所:X ちゃも月様のスペース 🍡出演:ちゃも月様、裏路地ドクソ様、yellow 心をこめて朗読いたします。 是非お越しください💐
街の一画だけ平和。 大好きよ、の言葉は まだ伝わるようだ。 外の世界を知らない 人間に飼われてる 人間の子どもは 水を飲むように きれいな風景を 受け入れ 愛を受け入れられる。 今日も抱き締めて キスされる。 そして 人間として 生きる教育を受ける。 何の疑問も持たずに。 軽やかなステップを踏みながら 明るい歌を歌う。 不穏な歌は知らなくていい子たち。 スラングは知らない。 世界で一番平和な場所はここ。 平和な世界の 錦秋の夜に。
鼓動と鼓動がぶつかり合って 温帯低気圧が発生する様を 宇宙(そら)の上から見てる。 僕らはずっとそうして 生きてる。 僕らは嵐を起こす事はできない。 ただ暖かい空気と 冷たい空気がぶつかり合っているのを見てるだけ。 そう、僕らはただ、天気がや季節が 変わることを見てるだけ。 それだけで良い。 春の夏の秋の冬の 鼓動がぶつかりあう。 激しかったり、混ぜ合わさったり。 ふふふふふ。 今日もまた、 今日も、また。
鼓動と鼓動がぶつかり合って 温帯低気圧が発生する様を 宇宙(そら)の上から見てる。 僕らはずっとそうして 生きてる。 僕らは嵐を起こす事はできない。 ただ暖かい空気と 冷たい空気がぶつかり合っているのを見てるだけ。 そう、僕らはただ、天気がや季節が 変わることを見てるだけ。 それだけで良い。
年寄り魔女の家に 近所の魔女の 子供たちが お菓子を もらいに来る。 かぼちゃを飾り たくさんのキャンディや チョコレート 魔女手作りのびっくりお菓子 籠いっぱいに お菓子を持って 「トリックオアトリート!」 「おお、こわいこわい! お菓子を持ってどっかに行っておくれ!」 と喜んだ。
濾過されて 透き通って 私の 心は 水のように 自由で 透明なものに なれた。 濁って いた頃は どこにも行けなくて 泥まみれで 悲しかった。 ある日 泥のなかにいた私は 何かに掬われて 洗われて そして 今 私は 思うままに 行きたい場所で 生きられる。 無垢で 色も 形もない 私は。
日の光を浴びる。 木々の下を歩く。 風で葉が擦れる音を聴く。 陽射しのチラチラする音を聴く。 草木の匂いや風の匂いを感じる。 風が冷たくて気持ちいい。 そんな事が どんどん愛おしい? 秋。
垂れ込める 雨雲の隙間から 微かに見える 青空 今日の午後は晴れるらしい 僕 は 僕 だよ 雨が降っても 晴れても 雪が降っても 僕は僕 だから どんな僕も 笑わないで 僕は 君を 愛している 世界の中心で 愛を叫ぶのは 恥ずかしいけど 君のためなら 叫ぶよ 今日は午後から晴れ 君の隣で 愛を 叫ぼう。
あさぼらけ。 霧が出ていた。 目も脳みそも まだ眠っている 午前6時。 朝方 悲しい夢見る。 仲間に置いていかれる夢。 知らない人達なのに。 置いていかれて 途方にくれてた。 そこで目を覚ます。 これから出会う人なのか、 出会うべき人だったのか、 出会ったけけど 縁がなかったひと だったのか ちょっとした運命のいたずらで 出会いは変わる。 そして 人生は些細なことで かわっていく。 選択の連続。