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書評-アガサ・クリスティー『なぜエヴァンズに頼まなかったのか?』
どうも、こんにちは。
今回読んだ本の書評をしたいと思います。
アガサ・クリスティーについては説明不要かと思います。彼女の50年に及ぶ作家生活の中でノンシリーズものは少なく、『オリエント急行の殺人』や『ABC殺人事件』などのポワロといったシリーズものが有名ですね。
『なぜエヴァンズに頼まなかったのか?』(Why didn't they ask Evans?)は、ノンシリーズとしては『そして誰もい
作品レビュー『PSYCHO-PASS サイコパス3 FIRST INSPECTOR』
こんばんは。視聴後の熱も冷めやらぬまま書いています。
私はこの『PSYCHO-PASS』シリーズが大好きで、2012年の放送当時からずっと追っていました。
新主人公を迎えキャストを一新し、新たな展開を見せた3期から時を俟たずして公開された今作、劇場での公開に加えアマゾンプライムでも同日配信とは本当にありがたい。
コロナ騒ぎで映画館へ行くのが気が引けるので助かりました。関係者の方々に、感謝。
初めて映画館で4DXを体験したら、想像以上に凄かった話。
どうもこんにちは。
私は先日、初めて4DXというものを体験しました。
今回は4DX童貞である私が、体験した感想、気づいたことなどを書きたいと思います。
4DXとは何か?
簡単に説明しますと、映像に合わせて揺れる座席や、水や風、香りなどの各種エフェクトによって、視覚だけでなく五感を使って映画を体験する、次世代の映画の楽しみ方です。
存在は知っていましたが、私自身興味がなく料金も千円高く取られるので
劇場版『SHIROBAKO』を観て思ったこと。若いうちの苦労はやはり買ってでもするべきだ。
アニメを作るアニメ、SHIROBAKO。
ファンには説明不要だろうが、零細アニメ制作会社のリアルが描かれている非常に面白い作品である。
放送当時、私も駆け出しの社会人とあって、新人の苦労や、自分の思いに反する組織事情に、深く共感したものである。
今回の劇場版はTVアニメ版から四年が経過し、登場人物たちもそれぞれ重要な役割を任されている。
主人公の宮森あおい(通称みゃーもり)は、制作進行のエー
映画『パラサイト 半地下の家族』
先日、話題となっている映画『パラサイト 半地下の家族』を鑑賞した。
外国作品として初めてアカデミー賞を受賞し、多くの人が訪れているこの作品について語りたいと思う。
初めて映画館で観る韓国映画
私は韓国映画が好きだ。
日本映画にはない独特の雰囲気、例えば常に北と向き合っている緊張感、強い家族意識、映像から漂う生生しい凶暴性とバイオレンス表現に昔から惹かれるものがあった。
今までも、『シュリ』、『
伴名練さん(紛う事なき天才への賛辞)
SF作家・伴名練さん久々の単独作品集『なめらかな世界と、その敵』を読んだ。
氏を知ったのは昔図書館で借りた『伊藤計劃トリビュート』であり、若くて面白い作家だと思い、当時唯一の作品であった『少女禁区』を読みその独創性に震えた。
その後もSFマガジンなどでたまにお見かけし、テクノロジと大正ロマンと百合をかけ合わせた芳醇なSFを楽しませてもらっていた。
人は誰しも妄想するが、それを言葉にし、形にす