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初めて映画館で4DXを体験したら、想像以上に凄かった話。

どうもこんにちは。
私は先日、初めて4DXというものを体験しました。
今回は4DX童貞である私が、体験した感想、気づいたことなどを書きたいと思います。

4DXとは何か?

簡単に説明しますと、映像に合わせて揺れる座席や、水や風、香りなどの各種エフェクトによって、視覚だけでなく五感を使って映画を体験する、次世代の映画の楽しみ方です。
存在は知っていましたが、私自身興味がなく料金も千円高く取られるので、映画館に行く度に無視を決めこんでいました。ところが観たかった映画が、最寄りの映画館では通常上映がなく、4DXしかなかったので、仕方なく追加料金を払って鑑賞しました。


これが想像以上に凄かった。
また観たいかは別にして、とにかく新感覚でした。

初体験の風、香り、そして水

私が2千円超の高額チケットを握りしめて鑑賞したのは、ハイスクール・フリート。「はいふり」と呼ばれるアニメ作品の劇場版です。
簡単に説明すると、並行世界における海上自衛官にあたる存在、ブルーマーメイドを目指し海洋学校に入学した女の子たちが、教育艦「晴風(はれかぜ)」に乗り、数々の困難に見舞われながらも奮闘する話です。放送当時、キャラクターがかわいかったのと、艦の仕組みや専門的な用語が興味深かったので、何となく観ていました。

劇場に入ると、普段よりも座席数が少なく、シートもごつくてこれから飛行機にでも搭乗する感じです。
上映前にいくつかの注意事項が述べられます。この時、濡れる可能性を考え荷物を入り口のロッカーに預ければよかったと後悔(大惨事になるほど濡れませんのでご心配なく(笑))。

そして上映開始。
序盤は見せ場がなく、キャラが派手に動くシーンで座席がヴヴヴと震えたり、海辺のシーンで海風を模した穏やかな風が吹いたりといった程度でした。今のいるか?と思うような、映像と合っていない、微妙なエフェクトもいくつかありました。当然動きのないシーンでは、普通の映画を観ているのと同じです。
私は少し拍子抜けして、噂に聞きし4DXとはこんなものか?と、入浴剤の香りが漂うお風呂シーンで女の子のおっぱいを凝視しながら思いました。

最初の4DXの見せ場

場面は海洋学校の学園祭、学校対抗のボートレースが始まると、風と振動だけでなく、波しぶきが上がるたびに水(霧状)が顔に飛んできてきます。
おお、はじまったぞと思いました。船がターンするシーンでは、座席も動きに合わせて旋回するように大きく動き、疾走する船に合わせて座席も常に振動して迫力満点です。
人気アニメだけあって作画も美麗でぬるぬる動く。全身で体感するといっても、やっぱり絵は大事ですからね。

4DXの醍醐味である戦闘シーン

映画のメインイベントとも言える艦隊の砲撃シーンでは、着弾するたびに座席がぐらぐら揺れ、左右のフラッシュが瞬き、水が飛び、首元に謎の風(?)がプシュップシュッと吹きつけます。連続するエフェクトの合わせ技、五感のラッシュです。スクリーンの前では水蒸気でしょうか煙すら上がります。映画というより、さながらアトラクションのよう。20分ほどの間、ジェットコースターに乗っているような感覚を味わいました。

4DXの価値

2時間の上映を終えて、私が思うこと。
私は映画館では、静かな映画をほとんど観ません。家のTVでも同じ体験ができるからです。
どうせ大スクリーンで見るなら、VFXや特効を派手に使った作品を観ます。それでも、家に大スクリーンを設置すれば似たような映像体験を味わえるでしょう。
この4DXは、家では絶対に体験できないところに価値があるのだと思います。テーマパークと一緒で、非日常を味わうものであり、これを体験するために映画館に行く、そういう考え方もありかなと思いました。また体験したいかは別ですが(高いし)、百聞は一見に如かず、一度行ってみるとそこそこ楽しかったです。
まぁ私は、余程の理由がない限り普通の上映でいいかな(笑)
以上、4DX初体験の感想でした。

・追記
この日は平日の昼間とあってか、お客は私の他にもう一人だけ!
たった2人のために消費される電気代を考えると、何だか申しわけなかったです(笑)

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