見出し画像

小説の書き方試論

 一言で「文章の書き方」といっても、文章にはいろいろある。エッセイ、小説、詩、論文などさまざまだ。しかしながらどんな文章を書くにしても、自分だけしか読まない日記以外には、必ず読者がいる。読者が理解できないような文章では意味がない。だから、読者が理解することに負担をかけるような「悪文」は書くべきではない。
 これは、短歌や詩を含めて、どんな文章を書くにしても当てはまる。「分かりやすさ」は、自らの文章を読んでもらうための必須条件だ。

 どの文章にも必須の「分かりやすさ」とは、おおよそ次の事柄を満たしている。



(1) 分かりやすい文章の条件


ここから先は

2,286字
この記事のみ ¥ 300

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします