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noteに長編小説を書くということ

 創作大賞など、noteの企画をきっかけに長編小説を書くようになった。
 長編といっても、私の場合、せいぜい多くても5万字程度だから、短編に属するものだろう。しかしながら、1度に書き上げて1回の投稿で終わりになるものではなく、何回かに分けて投稿する小説をこの記事では「長編小説」と呼ぶことにする。





(1) 長編小説は次第に読まれなくなる


 長編小説を継続的あるいは断続的に投稿すると、私だけに限らず、たいていの場合、初回の「スキ」が多く、その後徐々に「スキ」は減っていく。最終回は少し「スキ」が増えるが、だんだんスキの数が減っていく。

 もちろん、「スキ」や「ビュー数」が心もとない指標であるにしても、noteの長編小説は、一般的な傾向として回を追うごとに徐々に読まれなくなっていく
 一度読み始めた小説を最後まで読んでいらっしゃる方もいるにはいるが、少数派だろう。短編やショートショートなら読むけれど、長編は途中を飛ばして読むわけにもいかないから、やむを得ない部分はある。

 書籍で読む場合は、購入したら自分のペースで読み進められるが、noteに投稿される小説はなかなかそうもいかない。あとで読もう!、と思っても、タイムラインには小説以外の作品も投稿されるから、自分のペースで読むことは難しい。
 とくに創作大賞の応募期間中には、たくさんの長編小説が流れてくるから、全部を読むことはできないだろう。



(2) 何回かに分けて投稿することを前提にするならば。

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