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英語で日本語を考える


片岡義男(著)「英語で日本語を考える」(ちくま文庫)を読みました。

この本では、比較的短い英語のフレーズが100挙げられています。

1つ1つフレーズがエッセイ風な解説とともに説明されています。

この記事ではその中から、私が「なるほど!そう表現すればいいのか!」と思った例文を3つ紹介します。

日本語を先に書きます。
下に片岡さんの英文を載せます。

みなさんも英語でどう言えばよいのか考えてから、下の英文をごらんください。



あなたのおっしゃることの正当性がどのあたりにあるか、という問題になりますねえ。



そんなに単純に割りきってはいけないよ。



彼女はなにごとも手を抜くことのできない人だから。


解答はこちら(↓)




What we must now do is to find out where the fairness lies in what you have just said. 


直訳→
「いま私たちがしなければならないことは、あなたが言ったばかりのことの中のどこに、公平性があるのか見つけ出すことだ。」



The problem demands far more delicate approach than to simply cut it in half or to split it in two. 


直訳→
問題は、単純に2つに切ったり、あるいは2つに分割するよりも、もっと繊細に近づくことを要求する。



She is incapable of giving any project less than her best effort. 


直訳→
彼女は、どんなプロジェクトにも、最善以下の努力しか与えることができないなんてことはない。



答えをみると、簡単そうなのですが、とっさに出て来ないだろうな、と思います。

英語の部分を読むだけでも勉強になります。



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