💞命を守る合言葉💞
実は私、日経新聞愛読者(о´∀`о)
今朝の朝刊に🍀心ほっこりあたたまる☘記事がありましたので、何かの時にふっと思い出せるとイイな♡という思いで載せさせていただきます💞
「つまらないものですが」の背景
贈り物をするときに「つまらないものですが」と一言添える習慣は、日本人のコミュニケーションとして今も根強くあります。ただ、近年は「つまらないものだったらあげなければいいのに」と感じる人も多いようです。
そもそもどうしてこのような前置きをするのでしょうか。新渡戸稲造は著書「武士道」の中で日本人と米国人の違いを次のように述べています。
日本では「素晴らしいあなたの前ではこの品物がつまらないものに見えてしまう」という意味で使う。一方で、米国では「品物が素晴らしいものでなければ、素晴らしいあなたを侮辱することになる」と考える。根本のところではどちらも相手を素晴らしい、と尊重しているわけですね。
別の考え方もあります。斎藤たま氏の「まよけの民族誌」(論創社) によると、邪悪なモノを追い払うおまじないとして言葉にしていたようです。贈り物には魔物がとりつかないよう、魔除けの熨斗などをつけます。それだけでは心配なので、「粗末なものですが」などと言葉にして、魔物が興味を持たないように念には念を入れたということです。
病気などの不幸は邪悪なモノに取り憑かれておこるとみていた人たちにとっては、命を守る習慣だったと言えます。こうした背景を知っておくと、「つまらないものですが」の前置きに抵抗が少なくなるかもしれません。