塩の味を決めるもの① 海水の組成による影響
海に囲まれ、岩塩層がない日本産の塩は、殆どが海水が原料となります。
塩の味を決めるものの一つとして、「海水の組成による影響」があります。
海水の塩分濃度は、約3.4%で、主成分は塩化ナトリウムが約78%、塩化マグネシウムが10%、硫酸マグネシウムが約6%、硫酸カルシウムが約4%、塩化カリウムが約2%、その他の微量ミネラルが約0.3%となっています。
これらのミネラルには、それぞれ味があるため、どの成分がどのくらい塩の中に残るかによって、塩の味わいに大きな影響を与えます。
お手持ちに違うメーカーのお塩があったら、舌の真ん中にのせて味わってみて下さい。
こっちは苦味が強い、こっちはしょっぱ味が鋭いなど、比べてみると違いを感じて驚くかもしれません。
お塩の成分の微妙なバランスの違いが、食材が持つ成分に反応して、料理に複雑な味わいを生み出すのです♪
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