脱メタボ業務のためのMicrosoft Word実践事例 Part1|適アプリ適タスク編
さて、これまでの記事では講演内容を書いてまいりましたが、いよいよ今回から実践事例をご紹介します。
だいぶ引っ張りましたね(笑)
この記事を読んでほしい人
管理職・チームのリーダー
自組織におけるICT/DX推進の担当者
仕事に追われて疲れ果てている人
※本記事では、Microsoft社のアプリケーションに言及するため、マイクロソフトの商標とブランド ガイドラインに準拠して製品名を記述しております。
※マイクロソフトの許諾を得て使用しています。https://www.microsoft.com/
1. 準備運動
Q. 次の資料はどのアプリ(ソフト)で作るべきでしょうか?
あなたは今、ある業務の担当になっており、次の内容の資料を作らなければならないとします。
Microsoft社のOfficeアプリ(Microsoft Word / Microsoft Excel / Microsoft PowerPoint)のうち、それぞれ1つ選んでお答えください。
いかがでしょうか?
よろしければこの質問、同僚や友人にもしてみてください。
チェックすべきポイントは、2つあります。
同じようなアプリを何度も選んでいないか
他の人(複数人のデータが必要)と答えを比べて一致するか、しないか
目的に適した手段(アプリ)を選ばないと効率Down↓↓
ちなみに、筆者自身は普段どのアプリを使うかというと…
①と④は理由の説明はあまり必要ないと思います。
②は迷うところですが、画像や表などを多用しそうなのと、ワクワク感を演出するにはデザイン性が高いアプリがよいので、Microsoft PowerPointに軍配かな?
③はMicrosoft PowerPointで作る方も多いと思うのですが、実はMicrosoft Wordを使うべきだと思うんですよね。
運用が必要な業務マニュアルはMicrosoft Wordで作ろう
「運用」というのは、月日がたつごとに内容を更新するという意味です。
業務マニュアルは、ルールや手順が変われば更新しなければならないですよね。
「更新」とは、書き足したり、削除する作業です。
もしMicrosoft PowerPointで作ってしまうと、レイアウトを整える作業(ある部分がページ内に収まらないと次のページを作成して転記したり、まるっと削除されたらページを詰めたり)を人力でやらないとならないからです。
※筆者の体験談…トホホ
着手前に、立ち止まって考えよう
自分の得意なアプリで何でもかんでも作ってしまったり、なんとなくアプリを選んで作成してしまうと、業務において扱いづらいファイルを量産してしまうことに。
しかも、自分のみならず、そのファイルを共有・共同編集するメンバーや、後任者など、多くの人にも非効率を強いる(例:操作性が悪い、データが扱いづらい)ことになります。
作成前に立ち止まって考えることはもちろん、
予め各アプリの基本機能や性質を理解しておく必要があります。
2. Microsoft Wordで「DX基礎力」を鍛えよう
DX基礎力とは
以前の記事でご紹介したとおり、DX基礎力には2種類ありましたね。
これらをまるっと、Microsoft Wordを正しく使うことで、鍛えてしまおう!という試みです。
DX基礎力①:ダイエットする力
(メタボ化している業務を見つけ出し、自動化による効率UPを叶える)
DX基礎力②:コミュニケーションの力
(非同期コミュニケーションのための情報伝達力)
教えてもらえずに生きてきた
皆様、Microsoft Wordって、きちんと研修を受けたことってありますでしょうか?
筆者はですね、恥ずかしながら……なかったのです。
そしてそういう方、多いと思うんですよね。
それは、
感覚的に使い始められるし、機能を知らなくても使い続けられるから
ではないでしょうか?
そういうわけで、
知らず知らずに「メタボ業務」になりがちなアプリ(ソフト)なのです!!
DXに真っ向から挑まなければならない今こそ、Microsoft Wordを学びなおしましょう!
そして、DX基礎力を鍛えましょう!!
いかがでしたでしょうか?
ちょっと長くなりそうなので、続きは次回!
お楽しみに!!