「行動を伴わない読書に意味はない」
これは読書を手段と捉える者の主張。しかし、私にとっては読書自体が目的である。単純に面白いから読んでいる。実生活に役立てようと思って、本を読んではいない。今回は「読むだけで面白い本」を紹介する。
注)紹介文は私の解釈をもとに書いているので、著者の意図とは異なる可能性がある。
森林がサルを生んだ
◆ひとこと感想
人間は地球というシステムにバグを引き起こすウイルスみたいなもの。
銃・病原菌・鉄
◆ひとこと感想
人類は壮大な運ゲーに巻き込まれている。
世界史を変えた新素材
◆ひとこと感想
人間は材料を操る上位存在ではなく、材料に支配された存在。
コーヒー学講義
◆ひとこと感想
人間、コーヒーに魅了されすぎ。
人間は脳で食べている
◆ひとこと感想
脳を騙せば、ありふれた食物で酒池肉林を実現できる。
あとがき
冒頭にて「実生活に活きるかどうかなんて、どうでもいい」と書いたが、今回紹介した本は(意図せず)実生活に活きている。
たとえば、同調圧力に嫌気が差したときに「まぁ、俺らがサルだった時から続く特性だもんな」と思えれば、いい意味で諦めがつく。
「おいしさ」が脳内の信号だという事実を受け入れれば、高級フレンチよりマクドナルドを「おいしい」と感じる自身の低俗さや、ラーメン屋の解説文を読んでニヤニヤする浅はかさを受容できる。
「読むだけで面白い本」のストックは残っているので、気が向けば第二弾をやる。逆に「めちゃくちゃ役立った本」でもやってみたい。