シェア
いつの間にみんなきれいになるのでしょう顔も心も文字も言葉も 例えば、3つ年下の男の子の手…
液体のインクが私の字になってふよふよ白紙の上で踊った 白い紙とペンしかなくて、それで何か…
角川のカバー機嫌の悪い空みたいな色で好きなんです、どう? 機嫌悪い空みたいな色してる部屋…
秋色のボタンみたいなピアスつけあなたは夏を、忘れたと言う もう少し夏の終わりにいておきま…
もうすべて止めてやろうかSNS 小さい画面に私はいない Twitter、FB、instagram、LINE…ここ数…
まあ私、方向音痴なんですが 景色の変わった地元で迷う いつまでも一緒だと思っていた町も、…
秋晴れの空見上げれば潮の匂い台風で海が近づいたのか 台風の次の日、海なんて近くない大学構内で、潮の匂いのようなものを感じた。なぜ。台風一過の晴れた空、ふんふんとずっと辺りを匂っていた。 潮の匂いがたまに訪れるときがある。 潮の匂いは、生きてるのかもしれないなぁと思わせる匂いである。 いつでもすぐに、この世界はすべて幻想とか、ゲームとか、誰かの想像とか、そんなもので、実は実態も何もなくて、神様とか巨人とかが操っているんじゃないかって、そういう考えを、ちょっとだけ思い出させ
ラスベガスカリフォルニアウズベキスタン二ホンいがいにあこがれている みんなみんな、日本じ…
あたためたグラタンかき混ぜゆっくりと死んでいくような食欲の夏 どうしてこんなものを、と10…
垂れ下がるまぶたを無理やり開くように SNSは光り続ける 真夜中だ。真夜中。眠ったっていい…
「このままさ、海まで行こう」とか言うの充電切れて帰れなくても よく創作物であるシチュエー…
今朝一の勇気であるのだ青シャドウ ブラウン、ピンクをなぎ倒して行け 肌馴染みの良い色でお…
この道もこの空気感も色彩もいつか思い出す気がした、昨日 昨日のことをもう懐かしく思い出す…
均一が美しさであったのですと剥げ始めたマニキュアがささやく 初めは美しかったもの。きれいだったもの。 初めの状態を保つのはとても難しい。すぐに劣化してしまう。 けれど、美しさが剥がれ落ちていく憂鬱や悲しさは、新しい美しさの前に煙のように消えてしまう。そしてまた、懲りずにやってしまう。 だからまた悲しんだり切なくなったりするんだけど、そういう馬鹿みたいなところだって美しいねかわいいねって言われたいような気もしている。傲慢なこと。