短歌とか短歌とか⁹
均一が美しさであったのですと剥げ始めたマニキュアがささやく
初めは美しかったもの。きれいだったもの。
初めの状態を保つのはとても難しい。すぐに劣化してしまう。
けれど、美しさが剥がれ落ちていく憂鬱や悲しさは、新しい美しさの前に煙のように消えてしまう。そしてまた、懲りずにやってしまう。
だからまた悲しんだり切なくなったりするんだけど、そういう馬鹿みたいなところだって美しいねかわいいねって言われたいような気もしている。傲慢なこと。
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