土臭いユニフォームとエアーサロンパスと本音。
会社直行のオフィスワークか、ベッド直帰の在宅ワークか。
30代も半ばをすぎると、人から管理されることは少なくなってきて(ちゃんとホウレンソウはしますよ)、なんだか「こなれ」感が出てきて厄介です。
仕事で週に一回、チームでミーティングを行っている。報告すべきこと、相談したいこと、ただの共有情報。いわゆる定例ミーティングってやつです。
はじめは、週一回なんて、話すことなくなるよね。進捗ってそんなに劇的にすすまないよね。とか言ってた気がします。
ところがどっこい。
ずっと思考をしていると、疑問も湧いてくるし、チャットを眺めていると「これなんだ?」ってのが目に入ったりもします。進捗報告より、この「あそこでこんなこと起きてました」って、ただの共有情報がすごく大事。
「情報のキャッチアップは自らせよ」とか言われるじゃないですか。それはそのとおりで、まったく異論なし。でも、それって個人でやるのって限界があると思ってて、キャッチアップ目的の時間をつくっても、そんなに都合よくキャッチアップできないし、タイミングもあるし。
だから、この定例ミーティングでの「ただの共有情報」、すげー良い。
で、今回はそこではなくって。
その定例ミーティングのあとに、マネージャー的な人(上司って言うと嫌がる)と、マンツーマンで話をする時間をつくってます。
俗に言う、1on1ってやつです。だいたい月に一回。
僕はそのマネージャーと年齢も近く、考え方も似ている部分があるので(マネージャーだのメンバーだのは、単なる役割の違いで優劣ではない、とか)、1on1がただのグチり会になることも多い(良くないんだけど)。
マネージャーは、立場上、言葉を選ばないといけないこともあったり、っていうのがあるんですけど、そんなことは百も承知で、わざとつっこんで話します。
「で、本当はどう思ってるんですか?」とか、
「結局、何が原因なんですか?」とか。
この「そんなキレイゴトはいいんだよ、ほんとのところはどうなんだよ」ってやりとりが、中学生時代の、土臭いユニフォームと、鼻にツンとくるエアーサロンパスの匂いがして好きです。
練習試合に負けちゃって、汗と土でぐっちゃぐちゃで、膝も擦りむいちゃったりして、カルキたっぷりな水道をぶっかけた髪の毛も乾いてきて、コーチにこっぴどく叱られる時間も終わったし。
さて、、、帰るか、、、
家が近所のチームメイトと自然に一緒に帰る。
真っ白なランバードの運動靴の靴底を擦りながら、だらしなく歩く帰り道では、お互い一言も口を開かなくて、もうすぐあいつの家だなってチラ見したらこっち見てて。
「で、オマエ、あいつのこと、どう思ってんだよ」
腹を割って話すって、酒を飲まなくても、対面してなくてもできるよ、って思った8月の終わりでした。
んでは。
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