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【視点】 "歩く" ことは立派な 『運動』 。

今日もありがとうござます。パーソナルサポーターの山田です(^ ^)

"運動不足" という言葉を会話の中で耳にすることがあります。
"運動" が "不足" しているというのはどのような状態なのでしょうか。
突然ですが、「リハビリ」の視点を一部ご紹介したいと思います。

「脳卒中、骨折、肺炎などで一時的に安静が必要な状態になることがあります。ベッドに横になり、動けない状態が続きます。
一日安静に寝た状態でいると、約3〜6%程度の筋力が落ちるとも言われます。また、運動中に身体に取り込んで利用できる酸素の最大量(最大酸素摂取量と言われ、心肺機能や全身持久力を示す指標です)が約0.9%低下するとも報告されています¹⁾。

1) Convertino VA:Cardiovascular consequences of bed rest: effect on maximal oxygen uptake. Med Sci Sports Exerc. 1997, 29. 191-196.

病気やケガによる安静状態では医療的処置が優先されるため、日常生活を送るのに必要な、起きる・座る・立つ・歩く、という"運動"は一時的に"不足"し、"運動不足"の状態となります。病気や症状の程度によっては、この状態から回復していくのに時間を要したり、リスク管理が必要なため専門家の支援が役に立ちます。」

いかがでしょうか。少し視点を変えると"運動不足"という言葉が違って聞こえませんでしょうか(^ ^)

話を日常に戻したいと思います。
冒頭にご紹介した "運動不足" は、多くの場合 "ジムに通って身体を動かすこと" や "スポーツをすること"、"筋トレやストレッチをすること" を行なっていない状態をイメージしてよく使われる言葉ではないかと思います。
もちろん、これらも "運動" であると思いますし、この "不足" を解消するために色々な取り組みをされることは素晴らしいことであると思います(^ ^)

"運動"はもっと身近にあるもの

ここで私がお伝えしたいことは、『"運動"はもっと身近にあるもの』という視点です。先ほどの例に挙げたように、私は、起きる・座る・立つ・歩く、という多くの方が日常で当たり前に行うことも "運動" と捉えています。
中でも、"歩く"ことは立派な『運動』であると思います。私が最もおすすめしたい『運動』です。

理由はシンプルです。多くの方が必ず毎日、何も考えずに行っていることであり、年齢問わず、心肺機能を含めた身体への負荷が適度だからです。
"医学の祖" と称されるヒポクラテスの格言の一つをご紹介します。

『歩くことは人間にとって最良の薬』

不易流行。時代が違っても変わらないもの、それが本質であると思います。
"歩くこと" はその一つではないでしょうか。"歩く"ことにフォーカスを当てて、丁寧に姿勢をイメージして一日過ごしてみていただくだけでも意外と疲れる方もおられるかもしれません。どれだけAIが発達しても、ロボットが助けてくれるとしても、最終的に自分の身体を動かすのは自分ですね(^ ^)
もちろん、先ほども申し上げた通り、ジムに通う、スポーツを楽しむ、などもとても素敵な "運動" であると思います。私も、子供とプールで遊ぶのが好きです。
"運動" という言葉一つにも色々な視点がある、ということですね。

今日も来ていただきありがとうございます。
ご高齢者の多くやそのご家族が希望されることは、「転ばず歩くこと」です。
それでは、いってらっしゃい(^ ^)

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