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【キャリアの転機】営業→新規事業責任者へ

このシリーズでは、紹介業の理想郷づくりに奮闘するペルソナ株式会社のコンサルタントが過去に転職のご支援をした事例についてご紹介します。

クライアントの採用課題について課題=イシューを正しく把握し、対象となりうる方々の転職動機・入社動機をどう言語化したのかをコンサルタントが振り返ります。

■コンサルタントプロフィール
ペルソナ株式会社 鳴海 幸仁
慶応義塾大学卒業後、外食ベンチャーで居酒屋店長としてキャリアをスタート。その後、ITベンチャー、不動産業界を経て2014年に人材業界へ転職。ベンチャーステージの企業の言語化できない組織・採用の悩みを具体化していくことが得意。

■キャリアの転機
金融業界(大手) → メーカー・化粧品(ベンチャー):30代後半
アパレル業界の店舗販売員、店長、マーチャンダイジング、エリアマネージャーとキャリアを積み重ねる。接客、マネージメント経験を活かしながら、経験を広げられる可能性を感じ、金融業界へと転職後、営業として年間最優秀新人賞、最優秀社長賞を3年連続で獲得するなど、実績を積み上げる。マネージャーに就任し、人材採用と育成、中小企業向けの新サービスの開発に携わり、新たな事業のきっかけをつくっていた。

採用企業の抱える課題、募集背景

今回ご紹介するのは、営業マネージャー → 新規事業責任者 への転職事例です。

採用企業では女性向け商品を展開する中で、ユーザーとの同じ目線で対話ができる女性メンバーの採用を積極的に行っていました。ライフステージの変化で直面する女性ならではの悩みを受け止め、商品・サービスで解決していくという同社の姿勢を体現するためです。

一方、ユーザーと向き合うことにやりがいを感じ得意としているメンバーは、経営目線で事業をみること、つくることについては苦手意識をもっていました。そこで事業成長のためにも、新規事業の開発に対応できる人材の採用が必要でした。

女性向けサービスを展開し、女性が多い組織のため、コミュニケーションの柔らかさなどのカルチャーフィットが、同社で活躍するための必要な要素となってましたが、定性的な要件のためマッチングのための言語化が難しいと感じていました。

新たにチャレンジする事業領域において同社のカルチャーにフィットする新規事業開発責任者の採用のため、当社にご相談をいただきました。

転職を希望した背景・理由

今回転職を支援した方は、自身の力を試すためベンチャー・中小企業へのチャレンジを熱望されていました。

キャリア前半は有名アパレル企業、直近では大手金融企業にて営業、人事、事業開発と幅広く活躍してきたものの、30代半ばを迎えご自身の名前、力で事業を推進したいと考えるようになっていました。

在籍してきた企業は決して楽な環境ではなかったものの、○○社という看板を背負って仕事をしていると感じることも多く、30代のうちにリスクをとってでも組織規模が大きくない中小企業、ベンチャー企業でキャリアを積み、自分の手で事業を作っていきたい、という目標をお持ちでした。

入社を決めた理由

転職活動する中で声がかかるのは、大手企業の営業や人事部門の「ー部分の期待」で、ご自身の要望とマッチする案件は多くはありませんでした。

そのような中で、アパレル時代のToC向けの組織運営経験と金融事業の経験を活かした事業開発が求められる新規事業責任者のポジションは、「できること」と「やりたいこと」が限りなく一致したポジションでした。

既存事業の売上・利益は順調に拡大しており、任せる社長のもとで裁量をもってうごける土台があること、ユーザーとの関係性を重視しながら、中長期で事業を作っていくことを求められていおり、ベンチャーフェーズの企業でゼロからの事業を立ち上げることができることも安心感がありました。

経営者や幹部メンバーの仕事の進め方がフィットすれば、40代にむけて非常によい経験をつめる環境であると感じ、入社を決意されました。

入社後の感想

これまで在籍した企業と比較すると小規模組織への転職となりますが、ご自身の手で事業を作っていきたい、という要望を叶えることができたとのことでした。
新サービスがいよいよローンチ予定で、新たなチャレンジにやりがいを感じ、ご活躍中のご様子です。


カルチャーフィットは言語が難しいものです。経歴書上で大きなキャリアの流れを確認しながら、面談の場でコミュニケーションスタイル、過去の経験をお伺いすることで、よりフィットする方との出会いを創出できたことをうれしく思います。

ペルソナ株式会社 鳴海

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