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薬剤師なのに薬のこと知らないと思った話
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。
「薬剤師は薬のことをなんでも知っている」
薬剤師の理想の姿、当たり前の姿として、私もそう思っていました。だから、多くの薬剤師はめっちゃ勉強してる。
「でも本当は薬のこと知らないんじゃないか?」と感じたことがあったので、今日はそのお話をします。
ある患者さんと、新しく始まったお薬の効果や副作用のお話をしている時。
「前の薬はこんな感じだったけど、この薬使ったらこんな感じで、こっちはこうで、、、」
「こっちは割とスパッと効いて、あっちはあとに残る」
えっ?そうなの?そんなに差があるの?
メーカーに確認してみると、患者さんが言っていたことが、データとして出ているとのことでした。
自分の勉強不足も反省ですが、それ以上に「薬のこと知っている」って何だろうと感じました。
臨床試験データや添付文書など、文字だけではわかったつもりでいるだけ。
薬剤師、医師だからといって、実際にその薬を自分で使ったことがない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
効果や副作用が出ると、画像がどうなるか、検査値どうなるか。そういうことではなく、どんなふうに変化を感じたか、使用感。さらには生活がどう変わったか。
これを知らずして、薬のプロフェッショナルとは言えない。
治療は医療従事者だけでするものではありません。治療のフィードバックをしてくれるのは患者さんです。
患者さんとお話しすることがどれだけ重要か、再認識しました。
患者さんと、治療の経過についてお話しするのは、私にとってもすごく勉強になります。そのまんまではないですが、同じような悩みを持つ患者さんにも役に立つことがたくさんあります。
いろんな患者さんと悩みや困っていること、そして治療を受けた後やお薬を使った後の体や気持ち、生活の変化など、時間を気にせずにお話ししたい。
たぶん診察時は先生と話しているんだろうけど、薬剤師もリアルな話を聞いて一緒に進みたい!
と、より一層感じたお話でした。