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波があってもいいじゃない これがわたしのルーティンです

海にほど近い場所に生まれ育ったわたしに、近ごろやっと波を眺める習慣ができた 
#海での時間

※2021年8月27日付でInstagramに投稿した記事を編集しています



しばらくのあいだ鬱鬱の海に沈んでいました
深くて暗いところまで潜ってしまって息もできない
呼吸を忘れるの
重くて重くて、ひたすらに苦しい
それでもさらに奥、そのまた奥へと飲み込まれていく
もう空なんてはるか遠く、光の感触なんて忘れてしまった
無い頭でごりごりと
海底を削るように考え通し、
地殻やらマントルやらを裂いて、その先限界まで突き進むのです
どうしようもこうしようもなくなるまで
果てるまで。



そうなってようやく、
「描かねば。」
とたぎるのです


マグマですね
噴火ですか?
爆発ですよ?
もう分かりません

これは地球上の物理学では説明できない、わたしの惑星(=脳内)でのお話


そんなわけで地球上。
ひと月ぶりの通院の日です
道中引き寄せられるように車を停めて、
防波堤に寄っ掛かって波を眺めてみた
ほんの数分。
なんとも落ち着く
なんでなんだろう


寄せては返し、引いては満ちる
けして止まない、そのくり返し
たった1度だって同じ波はないんだなあ




うわあ。
そのままでいいのか!
この波で。このわたしで。
ゆらゆらでうねうね
不安定な “マイ” ペースで!


上がったら下がり、下がったら上がる
乗り越えるたび何かが変わるし、変えられる自分になっているんだった



決めた。 
たとえまた溺れても、沈んでも
そのときにはもう一度
波を眺めてみる
波を受けいれる
地球の営みも、脳内の働きも



この波に生かされているのだから、わたしの波もありのまま生きるはず



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