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選挙に行くべき理由

やっほー。
明日は第49回衆議院議員総選挙だね。

皆選挙には行く?

今日はなぜ選挙に行かなければならないのかを
説明するよ。

結論から言うと選挙に行くべき理由は1つ。
若者の投票率を上げるため。

そんな常套句聞き飽きたよね。
でももうちょっと掘り下げてみるよ。

こっからバカ長いから、
読んでくれたら喜ぶ🙃

そもそも選挙とは民主主義の根幹であり、
以下の三原則が謳われている。

①普通選挙  
選挙権は、一定の年齢に達したすべての国民に与えられる。
②平等選挙  
選挙人一人に一票。性別・財産・学歴などでの差別はない。
③秘密投票 
誰が誰に投票したかわからないような方法で選挙が執行される。

①の普通選挙、過去を省みると

日本で初めて選挙が行われたのは1890年。
ただし、この時点で投票できる人は、直接国税を15円以上(現在の60〜70万円)おさめている満25才以上の男性に限られ、割合は全人口の1%だった。

その後、
1925年に25歳以上の全ての男性に選挙権
1945年に女性にも選挙権が与えられ、満20歳以上の男女全てに選挙権が与えられた。これにより、

完全な普通選挙が実現した。


記憶に新しい2016年には、18歳以上にも選挙権が与えられた。


つまり、現在の状況は当たり前ではない。
過去の日本国民が切望し、初めての選挙から120年以上紆余曲折を繰り返して与えられた権利だ。

こう考えると奥深いねぇ。勉強になる。


続いて②の平等選挙。
選挙は1人1票が平等に与えられる。
100億円を持つ資産家も、芸能人も、普通に過ごす学生や社会人も皆平等に1票だ。

これがどれだけ素晴らしいことか。
例えば株、株だと会社の50.1%以上を持てば、
会社は実質自分のものになり、株主が経営者よりも強い力を持つ。
1人1票ではない。資金力で票の格差が生まれる。

それに対して選挙はどうか。
性別・財産・学歴・身分一切関係ない。
全員が平等だ。

素晴らしい。こんな権利、行使しない手はない。

じゃあ選挙にはどういった意義があるか。
若者が重い腰を上げてまで行く理由は?

集約すると若者の理想の未来を実現させるため。 

今この瞬間も、若者は窮屈になっている。
しかし、選挙に行かず国に責任転嫁をして不平不満を垂らしてはいないだろうか?

1つだけ断言できるのは、

選挙に行かなければ、自分(若者)の理想の未来は絶対に実現しない。

行ったからといって実現するわけではないが、
行かなければ絶対に実現しない。
自分で首を絞めといて、国に文句を言うのはお門違いだ。
国じゃない、自分たちに責任がある。
真綿で首を絞めるとはまさにこのことだ。

今の状況を鑑みると、国会議員が当選するためには若者に受けの良い政策よりも、高齢者に受けの良い政策の方が良いことは明らかだ。


若者に不利な政策を作っても、若者は文句を言うだけで投票はしない。ありがたいカモだ。
僕だったら、投票しない若者の負担を上げて、投票する高齢者を援助する政策を立てる。
だって当選したいんだもん。
投票しないやつ(若者)のための政策なんか何の役にも立ちやしない。

じゃあ具体的に、選挙が自分たちの未来にどのような影響を及ぼす可能性があるか。

まずはこれを見てほしい。じゃん。

これは2021年の国の歳入(収入)と歳出(支出)だ。
まずは歳入のアップから。

ほうほう。なにやら50%以上が税金で賄われていると。
私達に身近な所得税、消費税、酒税、タバコ税、石油石炭税(ガソリン)や重量税などがある。

次に歳出。

右下にある文教及び科学振興費(5.1%)が、教育に使われるお金。
義務教育の援助、高校生の授業料、大学の運営費の援助、授業料減免及び給付型奨学金等々。

5兆3,969億円。5.1%。バカ少ねぇ。

日本は世界と比べても子供達の教育に投資する額が異常に低い。
今から生まれてくる子供達の教育の未来は
今この瞬間の選挙にも多少なりとも関わるかもしれない。

政治が若者にもっと関心を向けてくれれば
文教及び科学振興費が増え、
将来、親になる私達の金銭的負担は減り、子供達も気兼ねなく大学に行けるかもしれない。
親と子、双方にメリットしかない。

歳出の33.6%を占める社会保障費(青い図の右上)は高齢者の増加によって年々増加している。

消費税増税の背景にも社会保障費の増大がある。
上の図のその他に含まれる教育費への投資は毎年減少傾向だ。
今のままでは、将来の子供の教育にかかる負担は減るどころか増加すると考えるのが妥当だ。

私達が納める税金の多くは未来への投資ではなく、高齢者の支援に充てられている。
しかし、何も高齢者を批判している訳ではない。少子高齢化社会では、この顛末は避けては通れない。
しかし、選挙に行かなければ、歳出によって私達が恩恵を享受する機会も徐々に逓減する。

つまり、高齢者から支持を集めたければ、
社会保障費を充実させれば良い。
社会保障費が充実した分は?
教育費から持ってこよう!若者は何も言わないし。


先日、沖縄県沖縄市が歳入の確保を目的に、市役所本庁舎や出先機関、小中学校など市公共施設の駐車場に駐車する職員から使用料の徴収を始めて今月で約1年が経過した。
というニュースを見た。
今まで無料だったのが車は月5,000円。バイクや自転車は月1,000円。
沖縄市によると、空調設備やトイレなど、学校設備の修繕や維持管理費用に充当されるらしい。

これって、さっきの文教及び科学振興費があれば起こらなくない?
教育への投資がされないから、そこで働く従事者から取らざるをえない。年に6万も取られるんだよ?嫌すぎない?
これから市役所や教員になる人は、自分ごととして捉えやすいと思う。

そう、私達は知らないうちに

賢い人達から搾取され続けている。

これまで長々と話したんだけれども、
それって、、なんか、普通に、、、
悔しくない??

世の中って頭のいい人たちが自分たちのために作った都合の良いルールの上に成り立っているんだよねぇ。。。

許せん。
許せんけど、この状況を変えるには政治家を強引にこちらに振り向かせるしかない。

選挙は政治家をこちら側に引き摺り下ろすゲームだ。


話は変わるけど、今回の選挙演説で、NISAに30%の課税をすると宣言した党がいた。

NISAとは、少額投資非課税制度のこと。
これからの時代は年金だけでは老後資金は賄えないので、自分たちで投資してお金を増やしてください。と国が国民に推進している制度。

仮に、投資で利益が出た場合、利益の20.315%は課税される。税率を20%とすると、1000万円の利益が出た場合、200万円は税金で失う。

しかし、NISA口座で得た利益は一切課税されない。200万円がそのまま手元に残る素晴らしい制度だ。

老後資金という国民の莫大な不安を煽り貯金→投資に国民を誘導して、投資の税率を更に上げる。

仮にこの党が当選した場合、こんな恐ろしい政策が罷り通るんだよ。
やばくない?

世の中の理不尽は政策にも結構あるから、
選挙行って少しでも変わる可能性に期待しよう。

どこかの国が大統領が言っていた。
声をあげない者たちは、賛成していると。
サイレントマジョリティー 

投票しない=どんな理不尽な政策にも賛成すること


でも実際、自分の1票では何も変わらない
という意見も多い。

ぐうの音も出ない。何一つ変わらないと思う。

現在の日本の人口はひょうたん型であり、若者が少ない。
そもそも、1人1票だから単純に高齢者の方が人数が多いと若者が全員で投票に行っても勝てない。

この図は、衆議院議員総選挙の年代別投票率だ。
赤が20代、緑が30代、紫が40代、青が50代、オレンジが60代、黒が70代以上だ。

20代、30代、40代は50代、60代、70代に投票率で負けている。特に60代なんて20代より人口すら多いのに70%以上も投票に行っている。

人口が多い60代が投票率70%に行くことは
人口が少ない20代が投票率70%に行くことより
はるかに難しいのに、60代は70%を超えていて、20代は30%代だ。

投票しても高齢者には絶対に勝てない。
それは人口やデータを見ても明らかだ。
だけど、若者が選挙に行くべき理由は高齢者に勝つためではない。
政治に関心があると政治家に伝えるためだ。

あなたの1票では世の中は絶対に変わらない。
でも行くこと自体に意味がある。
別に白紙でもいい。
白紙で提出しても、若者が選挙に来たという足跡が残る。
白紙で提出=行かない ではない

若者に目を向けさせるためには投票に行くこと以外ほかにない。


ふう。今までのnote制作で1番疲れた。この記事に3時間半使った。
明日1人でも多く選挙に行ってくれますように🙏

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