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パニック障害を医者は改善させることができないという事実|PD改善研究所

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

突然ですが、あなたは「医者が病気や症状を治してくれる」と思っていませんか?


もちろん、その中にはパニック障害も含まれています。


しかし、実は精神科医や心療内科医といった医者はパニック障害を治すことはできません。


「えっ!?医者は病気や症状を治すことができないの?」と驚かれたかもしれませんね。


ですが、医者が病気や症状を治せないというのは紛れもない事実です。


これは心理カウンセラーにも言えることで、私のような心理カウンセラーもパニック障害を直接的に改善させる力はありません。


間接的に傾聴や心理療法を駆使して症状を和らげたり改善させていきますが、直接的ではないんですね。


ではいったい、医者や心理カウンセラーは何をしているのか?


それは、あなたがパニック障害を適切に道に迷うことなく改善できるよう「お手伝いをすること」です。

医者は抗うつ薬や抗不安薬といった向精神薬を処方して、心理カウンセラーはカウンセリングを通しパニック障害改善へのサポートをしています。


抗うつ薬や抗不安薬など、向精神薬は一時的にパニック発作や強い不安を抑えるのに効果的ではあります。


プラシーボ効果も含まれますので、頓服を服用しただけでホッとする人もいるでしょう。


ですが、向精神薬だけでパニック障害を根本から改善することは一切できません。


つまり、医者の役割は様々な向精神薬を用い、症状を和らげたり緩和させるといった「補助効果」のみサポートしているんですね。


中にはクライアントさんの話をしっかりと聴き、心理療法を用いる医者もいますが、それは極稀と言えるでしょう。

パニック障害を改善するカギは「治す」という気持ち


では、パニック障害を本当の意味で改善するために大切なことは何でしょうか?


それは、


「私がパニック障害を改善してみせる!」


という自分自身の強い気持ちなんですね。


人間の身体には「自然治癒力」という素晴らしい力が備わっています。


たとえばですが、手を包丁で切ってしまったとき、数日経てば傷はかさぶたになり、いずれ消えていきますよね。


これは、身体が自ら治ろうとする力、自然治癒力が働いているからと言えるでしょう。


パニック障害という心の病も同じで「絶対によくなる!」と思うことでこの自然治癒力が高まり、改善へと向かいやすくなります。


逆にですが、「もう一生、パニック発作に苦しむのかも…」と悲観的になってしまうと自然治癒力は下がってしまい、本来の力を発揮できないんですね。


だからこそ、「私は必ず改善する!」という前向きな気持ち、姿勢、決意が大切となります。

力強い気持ちを持つことが最大の武器となる


パニック障害を改善していくため、一番大きな力を持っていて大きな役割を担っているのは、実はあなた自身です。


先ほどもお話しましたが、医者や心理カウンセラーというのはあくまでサポート役にすぎません。


パニック障害改善へ向けての大きな一歩、決意して覚悟できるのはあなた以外には存在しません。


少しだけ勇気が必要ですが、決意と覚悟を決め、一歩ずつ前へ進んでいくことが大切です。

パニック障害の改善には具体的な行動も必要


気持ちが非常に大切ですが、具体的にどう行動すればいいのか?わからないと進めませんよね。


まず、パニック障害を改善させていくには「日常の習慣」を見直してみることが重要です。


たとえばですが、適度な運動を取り入れることでストレスを和らげる、規則正しい生活を心がけることで自律神経のバランスを整える、といった習慣は比較的取り入れやすいでしょう。


また、毎日の生活の中、時間を作って呼吸法やリラクゼーションを実践するのも大変効果的です。


特に呼吸法を日常の習慣に取り入れていくことでパニック発作対処の練習にもなりますし、自律神経が整い気持ちも落ち着くという効果も期待できます。

苦しみをひとりで抱え込まないことが大切


パニック障害を抱えていると「こんなこと誰にも相談できない・・・」思ってしまうこと、ありませんか?


誰にも打ち明けずひとりで抱え込んでしまうと気分も落ち込みやすくなり、心身にストレスという負担がかかってしまいます。


そんなときはまず最初にパニック障害を専門にしている、パニック障害への理解が深い心理カウンセラーに相談してみることをおすすめします。


パニック障害の専門家であれば適切なアドバイスをもらうこともできますし、深く話を聴いてもらうことで気持ちも解放されていくでしょう。


心理カウンセラーとのカウンセリングによって気持ちがほぐれたら、仲の良い友人や知人に話してみるのも良いでしょう。


友人や知人はカウンセリングのプロではないので適切なアドバイスはできないかもしれませんが、話を聴いてもらうだけでも気持ちは軽くなるものです。


あなたの気持ちを分かってくれる人は、きっと周りにいるはずです。


苦しくなってしまうのでひとりで抱え込まず、パニック障害の専門家あるいは仲の良い友人や知人に頼ってみることが大切です。


最初のほうにお話しましたが、パニック障害は医者や心理カウンセラーが魔法のように治すものではなく、あなた自身の「私が改善する!」という強い気持ち、意欲が何よりも大切です。


その気持ちを持ちながら日々の生活習慣を見直し、少しずつちょっとずつでも行動に移していくことがパニック障害改善というゴールへつながります。


決意を持って、ぜひ進んでみてくださいね。必ず乗り越えられると信じています。


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