見出し画像

パニック障害と太陽光の無視できない重要な関係性とは?|PD改善研究所

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。


私たちの脳内にはさまざまな神経伝達物質が存在しています。


その中でも「セロトニン」という物質は心と身体のバランスを整え、落ち着いた気持ちをつくる大切な役割を果たしているんですね。


通常、セロトニンがしっかり働いていれば意欲的に行動できたり、リラックスして過ごせるものです。


しかし、実は生活リズムの乱れやストレスが積み重なるとセロトニンの分泌が減少してしまい、心の安定を保つのが難しくなってしまいます。


パニック障害にとって心の安定は大切な要素ですので、こらは見逃せない情報と言えます。

セロトニン不足が引き起こす影響とは


セロトニンが不足すると「気分が落ち込みやすくなる」「やる気が出ず行動できない」といった影響が現れてしまいます。


さらに、パニック障害に陥っている人にとってはパニック発作の引き金になりやすく、つらく苦しい状態をつくってしまう可能性も否定できないんですね。


また、セロトニンが不足すると自律神経のバランスが崩れやすくなり、慢性的な不安や緊張感が続くことがあります。


これが続いてしまうと身体の不調も引き起こしやすくなりまったく違う症状が現れてしまうなど、ますます悪循環に陥ってしまいます。


このような悪循環を避けるためには、


セロトニンを適切に分泌させること


が重要となります。では、どうすればセロトニンの分泌を促すことができるのでしょうか?


太陽の光がセロトニン分泌を助けている


セロトニンには他の神経伝達物質にはないユニークな特徴があります。


それは、”太陽の光を浴びることで分泌が促される”というものです。


朝起きたときに日光を浴びるとセロトニンの分泌が活発になり、一日のスタートをスムーズに切ることができます。


逆に、日光をあまり浴びない生活をしているとセロトニンの分泌が不足しやすくなり、心身のバランスが乱れる原因になってしまうんですね。


パニック障害の改善を目指すうえで、規則正しい生活習慣を心がけることはとても大切な要素です。


朝の光を浴びることでセロトニンはもちろんですが体内時計も整い、自然なリズムで一日を過ごせるようになります。


さらに、日光を浴びることはビタミンDの生成にもつながるんですね。


ビタミンDの生成は免疫力の向上や骨の健康維持にも役立つと言われており、健康面でも無視できないですね。


また、軽めのランニングやウォーキング、散歩など過度ではなく適度な運動をしながら日光を浴びることで体力の向上も目指すことができます。


軽めの運動も視野に入れておくと、さらに心身の健康をサポートすることができますね。


セロトニンと良質な睡眠との関係とは

セロトニンには面白い特徴があり、夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンに変化するんですね。


「メラトニン」は質が良く深い眠りをサポートする役割を持っており、そのため朝にしっかりと太陽の光を浴びることで夜の睡眠の質が向上する、ということが起こります。


もし「最近、寝つきが悪い」「朝スッキリ起きられない」と感じているなら、それはもしかするとセロトニンの分泌が不足しているかもしれません。


寝つきが悪い、起きれない、というようなことがあれば、朝のうちにしっかり日光を浴びることで改善する可能性がありますので。


夜更かしを避け早めの就寝、眠る直前までスマホやテレビ、ゲームをしない、といった脳の負担を無くす生活も大切です。


スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトはメラトニンの分泌を妨げる可能性があると指摘されており、眠る前には画面は見ないといった習慣を持つのが良いでしょう。


パニック障害の改善には心と身体のバランスを整えることが欠かせません。そのためにもセロトニンの働きを邪魔しない、しっかりとサポートできるよう気を付けておくことが大切です。


特に「朝の太陽光を浴びること」はセロトニンの分泌をうながし、心を安定させる重要なポイントになりますので、こちらはぜひ覚えておきましょう。


毎日のほんのちょっとした積み重ねがパニック障害の改善に役立っていきます。


太陽光の力を活用しながら少しずつ心と身体を整えていき、パニック障害を撃退する力を養っていきましょう。


いいなと思ったら応援しよう!