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一流の人とは仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』

今年買った本の中で1番、心に響いた本。

365人の仕事の教科書ということで、仕事で圧倒的な成果を出してきた365人の一流のビジネスパーソンの方の話が掲載されています。1日1話365日、1年間で読めるようにまとめられた本です。

一流の人の単なる成功話ではなく、成功者と呼ばれる方々が、死に物狂いでつかんだ真理や知恵などが掲載されているので、それぞれに含蓄があり、心に染みます。「読めば心が熱くなる」というタイトルがまさにぴったりの内容となっています。

一流の人とは仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人。そして一流の人は古典、先達の教えに心を磨き自分の人格を高め、それを道しるべに人生を豊かに生き抜くべく仕事に励んでいます。この本では一流の人の多くにそんなことが垣間見れて、本当に勉強になります。

そして仕事力だけでなく、人間力も学べるのがこの本の良いところ。

例えば、本書に取り上げられている一人、ノーベル賞受賞者で京都大学iPS研究所所長の山中伸弥氏は、「おかげさま」「身から出たサビ」をいう考え方を大切にされているそうです。

何か悪いことが起こったら「身から出たサビ」、つまり自分のせいだと考え、反対に良いことが起こったら「おかげさま」と考えるようにしているそうです。なぜなら人間はうまくいかないと人のせいにしてしまい、うまくいくと自分が努力してきたからだと思いがちです。

ですが、実際は違って、失敗の多くは自分のせいであり、成功の多くは周りの人々のおかげ。周りの人々の助けがあって初めて物事はうまくいく。だからこそ、「おかげさま」「身から出たサビ」というこの二つをモットーにしているという話は素晴らしいなと思いました。

他にもご紹介したいエピソードが満載です。仕事前に5分程度でも目を通して出勤すると、毎日の仕事のモチベーションが上がり、仕事の生産性が向上するヒントを得ることができる、そして今日も仕事を頑張ろう♪と心を熱くして家を出ることができる、そんな本です。

一流の人から学ぶことを続ければ、自分の人生をどう生きるかという答えにたどりつくことができそうで、これからの人生に欠かせないバイブルになりました。

ここまで、読んで頂いて本当にありがとうございました♡

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