睡蓮

この目が選んだ景色に、ひとつずつリボンかけて

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最近の記事

喪失経験

この歳になって「喪失」するとは何か、考える時がある。 今まで色々なものを喪失してきたし、得てもきた。 ただ単純に失うという事と喪失するという事は少なからず、異なる意味を持つと思う。 私は異性と遊んだ経験がない。 遊ぶというのは、ただ遊ぶとは違うことを意味する経験のことだ。 今まで愛があって、それが関係として正式に成り立ってからそういう行為が許されるし、ある意味喪失はするが同時にそれ相応の得るものもあると感じてきた。 人は誰しもそんな綺麗事の決まりの上で、生活を営んでいる

    • 私のすきな異性の友達の話

      突然だけど、書きたくなったのでこの話題を。 私にはひとりだけ異性の友達がいる。その子は高校の時の同級生で、同じ部活で同じ時に部活を辞めた。 その子はかなりソリが合う。 筋金入りのインキャだけど、頭が良くて合理的で、楽観的な人で おかしいことは怒られたっておかしいと言い続け、苦手な日本史は赤点を取るくらい苦手なところもなんかおかしくて好きだった。 一度も恋愛対象としてみたこともみれたこともない本当の友達。 彼は大学に進み、毎日堅苦しい勉強をしていたけど、私の専門のコンテス

      • なんか面白くなってきた日常

        こんにちは。今日追われていた仕事から解放されたので、最近の日常について書きます。 タイトル通り、なんか面白くなってきたんです日常が。 この間のある休日、次の休みは必ず図書館に行こうと決めていたので、図書館に行った。 高校からの友達から教えてもらったおすすめの本を借りたり、日本の銘菓とかの本を借りたり。 私の住んでいる地域の図書館は、あまり評価が良くないんですが(それはきっと利用者の8割がお年寄りで、若者が使いにくいのだと思う)日常にはない静寂に包まれた空間、紙をめくったり

        • タイプはなんですか?に対する答え

          最近友達とかアプリの人とかと話していて、確実に聞かれる質問がある。 「タイプは?どんな人?芸能人で言えば?」 23年間その質問にうまく答えられたことがない。 でも、そういう話になることが多くなってきて、私のタイプについてそろそろわかってきたので忘れないように書き留める。 芸能人で言えば、松田龍平だということがわかった。 みんながかっこいいと思うような人は好きにならない傾向がある。 手のうちを明かしすぎない人が好きだ。 今これしたいのかな?これ食べたそうだな〜、こう言いた

          安心こそ一番の不安

          「いるかはぶつかったりしないのか」のつづき。 あの失恋で学んだ私の改善点を今日は書く。 これが今後の教訓になるかもしれないし。 一つ目は、価値観の捉え方を改めること。 18歳から5年間付き合った元彼の時は、友達のように対等な存在であることを「作らなくても素でいられる存在」、服という共通の趣味(好きレベルは一般的に見るとマイノリティーな方なので)が合うことを貴重な存在だと感じていたこと。 どちらも本当の価値観が合うということではなかったことを4年目(22 歳)で気付いた。

          安心こそ一番の不安

          一人で過ごす喫茶店はいいが、BGMはやっぱりピアノ以外は必要ないと思う

          早くもマッチングアプリに飽きてきた。 こんなに登録者はいるのに、条件(身長、大学卒、年齢)を入れたらたちまちいつもみる面々をスクロールするだけ。 やっぱり最低限好きに発展するかどうかの容姿と清潔感、垢抜け具合。 趣味と絵文字の有無、プロフィールの「普通の人感」は必要だと思うし、異様に容姿がいい人はnuguのPRの拾い画やし。 まあ色々妥協点あるけど、いいねしないと始まらないしなぁと思っていいねしたのに閲覧だけされてマッチしないと結構腹立つし。 LINEまで交換して、趣味

          一人で過ごす喫茶店はいいが、BGMはやっぱりピアノ以外は必要ないと思う

          いるかはぶつかったりしないのか

          以前の恋人と付き合っていたときは考えもしなかった事を最近はよく考えるようになった。 マッチングアプリをするようになって、こんなにも相手はたくさんいるのに良いと思った人に会っても、付き合いたいと思う人はいないという現実を感じているからなのかもしれないね。 次に付き合う人に求めること、そして私が改善しないといけないこと。 それらは過去の恋愛からしか発見出来ないんだね。 そうなってくると元恋人との間に起きた出来事を振り返るしかない。 その振り返りと を見つける私をだらだらと書

          いるかはぶつかったりしないのか

          焦るな人生

          昨日は母に誘われて、近所のちょっとした山に登った。 小学校の宿泊学習ぶりだと思う。 すれ違う下山者とみんな「おはようございます」「こんにちは」と挨拶しているのを見て、こんな穏やかな世界があるのかと驚いた。 40分ほどかけてゆっくり登る。 おじいちゃんも夫婦も親子も、いろんな話をしたり、自分のペースで登っていく姿を見ていて、なんだか人生を少し感じた。 本当に毎日私の頭の中はごちゃごちゃしている。 元彼への失望はまだ心の中にあるし、幸せにならないでほしいと思っている。 でも

          焦るな人生

          うまく言えないけれど、の違和感

          今日は雨が降っている。 私の大嫌いな夏が終わり、大好きな冬への橋渡しの秋が急にやってきた。 私は大失恋を乗り越え、秋の優しさを身に染みて感じている10月。 とびきりの愛に出会ったと前回は文字にしたけれど、 うまく言えないけれど、な違和感を感じてその人はお断りした。 私のことを好きになってくれたのはよかったし、嬉しいことだったけれど 空気感が違う、相手の「普通」を「なんか嫌だ」に感じてしまう節がいくつかあった。 些細なことかもしれないけれど、たとえば「LINE」のやり方

          うまく言えないけれど、の違和感

          かなしい経験のあとには

          長く付き合った人とお別れした。 結婚を考えていたし、同棲のためにたくさんお金を使った。 人生は三つの坂があって、上り坂、下り坂、まさか。 気持ちが全くなくなったって便利な言葉だなあ。 全くなくならないように、頑張ってきたのに。 頑張ってきたっていうのもおかしなことなのかもしれないけど、そんな言葉はナイフよりも痛い。 その人だけではなくて、その人の親はナイフよりも痛い言葉よりも酷かった。 初めて寝る前に顔や状況が浮かんできて眠れないことを体験した。 眼をむき出しにして、優

          かなしい経験のあとには