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自分の存在を否定しないであげて

受講しているライターコミュニティー"大阪ものかき隊"のゆこさんが、心配してお話する時間をとってくださった。

「卒業コラムが、書けないんです。書けないというか、構成ができないというか。この3ヶ月間たくさん学んだことがあってノートにもたくさんメモしたのにぐちゃぐちゃで。先輩方の記事を見たらちゃんと見出しがあって、読みやすくまとめられていて。見れば見るほど、つらくなってきました。」

って言った瞬間、涙が溢れてきた。

おいおいヤバいやつだよ…と思ったと同時に、そんなに追い詰められていた自分にもびっくりした。

出した方がいいよ、スッキリするよ。

ゆこ部長のやさしいお声に、止まらない涙。生理前だから、情緒不安定なのはいつものこと。漢方は飲んだ。でも、もう、いっぱいいっぱいだったんだね。

あれもしなきゃ、これもしなきゃ。思ってはいるのに、中々できなくて。足元がねちょねちょの泥まみれで、動きたいのに動けない。そんな感じ。

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ゆこさんは、まとまらず混乱しているわたしの話をさえぎらずに、待って、聞いてくれた。そして

  • つらつら書くしかできないっていうけど、自分の感情を文字にして表現できている時点で、そもそも書けてない人からしたらすごいことやん

  • コラムだから、結論が先とか順序の決まりはないし「わたしの情緒は◯◯です」なんて最初に書いたらそんなのおもんないやん

  • まずは書きたいことを書き散らす。そこから似たようなものを取り出す。最初はそれでいい

  • 最後まで読んでくれた人が、ホッとできればそれでいい

と言ってくださった。わたしの道しるべを差し出す的確さと、ヒーリング効果がすごい。

この他にもたくさん救いの言葉をのべてくれたけど、とてもじゃないけど書ききれません。

あぁ、ちゃんと相談できるコミュニティーに勇気を出して属したこと。「助けてください」と言えたこと。えらいねぇ。

いつも何かを始める時。慎重すぎるほど考える。
決めることが怖い。いつも同じ場所をぐるぐるしがち。

自分のことは自分で決めなきゃ。
そんなのは分かっているんだよね。

自分に自信がないから、周りをきょろきょろ見渡して、変じゃないか考えてしまうよね。

「いちいち考えすぎ。さっさとやりなよ」という声がどこからか聞こえる。でもね、それが自分なんだよね。

こんなわたしの無益すぎる悩みに時間を使っていただいていいのだろうか…と躊躇していたのだけれど、聴いてもらったらとてもスッキリしたよ。

吐き出さなければ、新しいものやいいものは入ってこないんだね。

最後にゆこさんは、

今やることは、自分を自分で否定しないってことだね」

「もんもんと考えて、こんなに悩んでばっかで、こんな自分はダメなんて思わんといてね。そんな自分を含めて、存在を肯定してあげる

人よりもわたしは、これだけ一生懸命考えた!って思ってあげたらいいんやから」

と言ってくださった。

そうだよね、悩んでばかりの自分も否定しなくていいんだ。

人よりも深くたくさん物事を考えるところ。何事も不器用で要領が悪いけど、一生懸命やるところ。

それが、わたしたちの愛すべきいいところなんだよね。

何ができるか、できないかじゃない。

自分の存在を否定しないであげて。

やっと、明るい光の方へ抜け出せる気がするよ。

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