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大きな山に登ってみると、人はただ、さらに登るべきたくさんの山があることを見出す。

おはようございます。

今日の言葉は南アフリカの政治家、ノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデラの言葉です。

週末に息子のサッカーのトーナメントに行ってきました。
1時間かけて行った先には数え切れない数のチームが集まっていました。
年齢は下は6歳、上は18歳まで。

1時間で来れた私たちはラッキーで
遠路はるばる2、3時間かけて参加するチームもいます。

息子は2歳からサッカーを習い始め、
その頃はサッカーというよりもボール遊びでありましたが
その後も8歳になる今まで続けています。

その位、サッカーを好きで続けていれば
多少「上手」と評価される事も増え、
真剣サッカークラブチームに入ってみました。

真剣サッカーチームには、今までとは違い
真剣にサッカーをやっている子供達が大勢います。
そういう子供達は目的意識もちゃんとして
自発的に動く子たちです。

息子の幼稚さでやっていけるのだろうか・・・。

私の不安はさておき、
息子は真剣な子供達と波長があったようです。

それなりのお金を払って参加するトーナメントには
かなり真剣なサッカーチームが参加します。
私がサッカーをするわけではないのですが、
正直、そのエネルギーに頭がクラクラしました。

本当に、こんな場所にいていいのだろうか・・・。
やっていけるのだろうか・・・。
息子ではなく、私の不安です。

真剣に何かをしたことがない自分の人生を思い返していました。

何かのためにコツコツ辛い練習をする、
そんなの無理だわ。

圧倒されている息子の姿を見て
「やっぱり、彼の道ではない。」
と、納得する私。

「レクリエーションのサッカーでもいいんだよ。
ここでプレーするなら、もっと練習が必要なんだよ。」

息子に優しく語りかけても、真剣チームにいたいと言われ

「じゃあ、試合でちゃんと走りなよ。ぶつかっていきなよ。
今までの感覚だったら、ボールに触れないから。」

と、厳しく語りかけると、
走るし、ぶつかっていく。

より厳しい環境に入った息子の成長を目の当たりにすると、
嬉しくもあり、さみしくもあり、

息子は自分と違うんだと言い聞かせ、
これが子離れの一歩なのかと
登ってしまった大きな山の目の前に連なる
更なる大きな山々を見渡すのでした。

その山々は、
私が登る山もあれば
息子が登る山もあり
それは、決して同じ山ではないのでした。


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