人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものだ。 変化に抵抗してはならない。 それは悲しみを招くだけである。
おはようございます。
今日の言葉は古代中国の思想家、道教の始祖とされる老子です。
「この世で変わらないのは、”変わり続ける”ということだけだ。」
逆説のようですが、これは真理です。
考えて見たら、
何一つ、一瞬前の状態と同じ物はないのです。
量子力学的に見ても、
肌で感じる空気の流れを見ても、
一瞬前と全く同じ状態は
存在しないのです。
いくら、目に見えるものが何も変わってないように見えても
それを包み込む「目に見えないもの」が変わっていたら
影響を受けないはずがありません。
「抵抗」とはとても辛い状態です。
一番辛い状態かな、とも思います。
物理的に、
何かに押されるのを抵抗する。
ものすごく疲れますね。
精神的に、
嫌な仕事をするのを抵抗する。
ものすごく疲れますよね。
抵抗をやめるとは、
負け、ではありません。
抵抗をやめるとは、
頑張らない、ではありません。
抵抗をやめるとは、
相手が正しいと認める、ではありません。
抵抗をやめるとは、
自分を失う、ではありません。
自分が「辛い」と感じたときに
「ふっ」と一瞬力を抜く作業で
その瞬間をやり過ごします。
「ま、いいか!」
「へー、そうなんだ。」
「らららー。」
力が抜ける言葉を発するのも
良いでしょう。
忘れてはいけないのは、
状況は変化し続けているのです。
抵抗をやめた瞬間で
全てが「決定」されて動かない
「終了」、そんな事はないのです。
抵抗をやめた後も
その直後から状況は変わり続けているんです。
だから、
一瞬のガス抜きは
言ってみればテクニックです。
辛いと感じるほど抵抗している状態は
その抵抗のピークでしょう。
前にも後ろに進めない、
抜け道の見えない時に使うテクニック。
「ま、いいか。」
諦めではありません。
視点がその瞬間に変わり、
抵抗から抜け出て
結局、私たちは変化を続けているんです。
子供が、キツキツになってる時を見たら
「ま、いっか。」
と、声をかけます。
「ま、いっか。」
の後に、別の流れに乗せてあげます。
ブランコに乗りたいのに、誰かが使っている。
「絶対に乗りたい」から、
ブランコの横にへばりついて
睨みつけ、プレッシャーをかける。
キツキツです。
「そのうち、開くよ。」
と、子供を別の遊具に連れて行きます。
そして、ブランコが空いた時に
戻ります。
そして、ガス抜きした後に
何も失ってないことを説明します。
状況は常に変わっているのです。
変化とは、怖いものではなく
変化とは、希望です。