かみこっぷ@妄ツイ

乃木坂46の妄ツイです 書き手初心者ですがよろしくお願いします

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マガジン

  • 幼なじみにトキトキメキメキ

    れんたんのシリーズを一応まとめますが、ALTに書いている作品もあるのでTwitterから呼んでいただいた方がよろしいかと。

最近の記事

青春を拾って

「おい池田ぁ!」 夏が少し落ち着いてきた頃、 教室の隅で寝ようとしていると バシッと叩き起される。 犯人はクラスメイトの池田瑛紗。 俺の一番、というか唯一の友人だ。 「はあ、今日はなんだよ」   「そこはお前も池田だろ、でしょ」 「文化祭、どうするの?」 いや、そんなツッコミ何ヶ月も続けねえよ… 「いや、そりゃシフトあるからくるよ」 「そんなの当たり前でしょ!」 「シフトない時どうすんのって聞いてるの」  「あーどうしよ、することないよなあ」 「な

    • ツンツン幼なじみはお勉強がきらいです

      「○○、あんた今日は部活ないでしょ」 「放課後図書室ね」 いつも通り、図書室への呼び出しで季節を知る。 ああ、テスト前か。 勉強の苦手な蓮加は、 いつもテスト前に俺を呼び出して 勉強に付き合わせる。 「ねえ、ここわかんない」 「ん?この計算は前のページの公式使えばいいよ」 「ここは?」 「いや、これ中学の時にやったやつじゃん」 たまに俺に質問しながら数学の問題を解く蓮加。 ご想像のとおり、彼女は少々おバカである。 もう中学の時の勉強なんてすっかり忘れてい

      • 僕が「恋」を切ないと認識するようになるまでの話

        「まおな、関西の大学行くねん」 「やからさ、、、」    僕と茉央が出会ったのは中学2年の夏。 夏休みの終わる始業式。 僕はいつも通り、誰よりも早く登校していた。 誰もいない教室でひとり本を読むのが、 僕の至福の時間だった。 「あの、ここの学校の方ですよね」 聞き慣れないイントネーションは関西弁だと すぐに分かった。 僕に道を尋ねてきたのはかなりの美少女だった。 「転校してきて、今から職員室に行かないとだめなんですけど、場所がわからんくて」 「案内します

        • ツンツン幼なじみは体育祭が苦手です

          ──5月某日 ○○たちの高校は 体育祭の日を迎えていた。 ○○「ほら、玉入れ出る人集合だぞ」 蓮加「無理」 ○○「はあ…」 ○○「集合の係の人困るから早く行きなよ」  蓮加「出たくない、テントから…」 史緒里「あ、私も玉入れだし連れてくよ」 ○○「ああ久保、頼むわ」 蓮加は運動も外で遊ぶのも好きなのに、 体育祭は嫌いらしい。 ○○(中学生ぐらいまでは普通だったのにな…) ○○「あ、やべ俺も仕事あるわ」 体育祭委員の○○は自分が出ない競技の時も 忙しくし

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        • 幼なじみにトキトキメキメキ
          3本

        記事

          睡眠の秋、お泊まりの秋

          柚菜「今度の三連休、ゆなんちこない?」 ○○「え?」 柚菜「お泊まりしよーよ!」 どうやらご両親が夫婦で旅行らしく、 彼女の柚菜の家に呼ばれた。 柚菜との出会いは僕の一目惚れ。 高校の入学式で柚菜に惹かれてから約1年、 どうやら僕の好意はバレバレだったらしい。 色んな人に背中を押され、 2年の夏になんとか告白したら 笑ってOKされた。 柚菜「ふふ、もうずーっと待ってたんだから」 の一言は一生忘れられない。 めでたくカップルになって約3ヶ月。 活発な柚菜は、

          睡眠の秋、お泊まりの秋

          ツンツン幼なじみに惹かれてる!?

          ○○「お願い、課題見せてください!」 蓮加「無理」 ○○「そこをなんとか!」 蓮加「ほら、早く行くよ!遅刻したらどうすんの」 幼なじみの岩本はなぜか俺だけに当たりが強い。 課題は見せてくれないし、   蓮加「あんたは別にいいでしょ」 そのくせ自分が忘れ物をした時は 俺のを勝手に使うし、 蓮加「何こっち見てんのよ」 ちょっと様子を窺ってるだけで怒られる。 蓮加「放課後ちょっと先生に呼ばれてるからちゃんと待ってなさいよ」 まあ俺に自由は無い、基本的に。

          ツンツン幼なじみに惹かれてる!?

          僕のカノジョは癒し系

          ○○「ただいまー」 今日も家に着いたのは日付が変わる直前 ??「おかえりなさ〜い」 ○○「真佑、起きてたの?」 あま〜い声で迎えてくれたのは田村真佑 高校の同級生で 結婚を前提に(?)一緒に住んでる彼女だ 真佑「毎日遅くまでお疲れ様だよ〜」 真佑「最近あんまり話せてないから待ってたんだ」 ○○「ごめん、どうしても忙しくて…」 真佑「あんまり一緒に過ごせないのは寂しいけど、○○が頑張ってるのは知ってるから」 真佑「さあ、ご飯食べよ?」 真佑はこうやって言っ

          僕のカノジョは癒し系

          肩を貸す

          ○○「いや、元気づけろって言われても…」 第一志望の大学に合格できず落ち込んでいる幼なじみの井上和、 「元気づけられるのは○○だけだよ!」 と言われて会いに来たはいいものの 和「…」 中々口をきいてくれないどころか、 顔も上げてくれない なんとなく生活していた俺と違って、 和は1年以上前から勉強を頑張っていた 当然かけられる言葉もなく、 ただ気まずい時間が流れている ○○(おい菅原) 心の中で、ここに無理やり連れてきた菅原咲月に 矛先を向けてみるけど意味は無い

          夏の真ん中に

          『○○、明日1日ちょうだい!』 幼なじみからいきなりメッセージが届いたのは昨日の夕方だった。 『どうせ勉強してないんでしょ?』 なんて続く。 あいつの言う通りだ、勉強なんて出来るはずがない。 ずっと練習し続けてきた野球部の最後の大会もあっけなく終わってしまった。 今はもう俺は普通の受験生だ、なんて自分に言い聞かせてみても全く身が入らない。 何すんの、とだけ返事した。 すぐに帰ってきたメッセージには 『いいから、駅前に10時ね』 とだけ書かれていた。 駅前