春の養生
春は、一年の始まりで、季節の始まり。”新春”って言ったり、学校が始まったりと、何かと”始まりの季節”なイメージです。
中医学では、春の特徴を「発陳」(はっちん)と表現します。立春2月初頭から4月後半の穀雨までの3ヶ月を春とします。
発とは発生のこと。新しく生まれることです。陳とは古いこと。なので発陳は、古いものから新しいものが生まれるという意味です。春を単にスタートと考えるのではなく、冬から春につながる流れで捉えています。秋の収穫を冬の間に消費せず温存しておいたので、改めて春に種を巻き芽吹かせることができるという考え方です。春を心地よく過ごすためには 春に芽吹くためのエネルギーを温存しておくことが大前提として大切です。
それができた上で、春を心地よく過ごし、そして来るべく夏に備える養生を確認しましょう。
古典に見る春の生活のススメ
我らが大好き、黄帝内経 素問を見てみると、春の養生ではこう書いてあります。
春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髮緩形.以使志生.生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春氣之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒變.奉長者少.
です。よくわかりましたね!
ごめんなさい。翻訳します😂
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