考察:自尊心と哲学
生きる上で自尊心は重要だ。自尊心を身につけるにはどうすればいいのだろう。
ぼくは哲学が自尊心を身につけることに寄与するのではないかと思っている。
「自分がどうあるべきか」「この状況から何がいえるか」といったことは、哲学的な答えが要る。
現実を生きる者は、テレビの主人公のようになるはずもなく、アニメの主人公のように特殊な能力を持ち合わせているわけではない。
むしろ無能とも思える状況から自分を作り上げていくものだ。
そういった中で哲学は、自分の世界を創り上げる。人間がコミュニケーションをとって生きるという条件の中でだ。
「好き勝手に生きればいいさ」というのは哲学ではなく心理傾向だ。
それを乗り越えることで自尊心は身につく。
条件の中でどう生きるかの視点を持つことが出来るからだ。