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哲学:オリジナルであること
ぼくが考え出したものはオリジナルでありたい。その意味はラルフ.ウォルドー.エマソンが教えてくれる。
「優れた芸術作品をまえにしたとき、たとえ周囲のすべてが反対していようとも、にこやかに、しかし断固として、自分の中に自然に湧きあがってくる印象に従うべきだと教えてくれる。さもなければ、翌日にはあなたがいつも考え、感じてきたのとまったく同じごとを、どこかの誰かが言葉巧みに語りだし、あなたは恥じ入りながら、自分の意見を他人から頂戴するはめになる。」
ぼくはこの言葉に触れた時、心底焦った。誰かが同じことを言い出しはしないかということだ。自分の意見を他人から頂戴するはめになることは何とか避けたいのだ。
自分が見出したことが、すでに言葉にされていることは思考の楽しみを奪うことを知っているからだ。それを恐れた。
こうやってnoteにオリジナルの記事を投稿するようになって、ぼくの気持ちはお落ち着いたのだ。
記事には不完全なものもあるが、それも時間の経過によって完全に近づくはずだ。何度も練り直して、検証を加え、さらに変更し知恵として使えるものにしていく。それが楽しみでもある。
ぼくは日常にある些細なことであっても、意味を見出し楽しみに変えたいのだ。それはオリジナルだ。
誰にも理解されないかも知れないが、その分、誰からもケチをつけられることはない。
「私たちは吟遊詩人や賢人たちが放つ、目もくらむような輝きよりも、自分の内側でほのかに輝いている光を見つけ、観察するべきだ。」
エマソンはそういって、さらにぼくを勇気づけるのだ。