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システマ 「状態」の違いに気づく

2週間ぶりのトレーニングで、何となく肩や腰が固まっているなぁと思いながら参加したら、最後まで自分にとっての「良い状態」があまり見つけられないまま終わってしまった感じでした。

うまくできる・できないという話よりも、思考に引っ張られて、心も体も縮こまった感じだったのがもったいなかったなぁと思いました。せっかく同じ興味を持った人が同じ時間に集まって、トレーニングをしているのだから、もっと楽しく伸び伸びできればよかったなぁ~と帰り道に思いました。帰り道では、「今日は全然できなすぎて、いっそ清々しい!」という気持ちになっていました(笑)。気づきがあっただけで十分かなと。

今回やったトレーニングは、自分の状態に気づくこと。そして、自分の良い状態が相手にうつることで相手の状態も変わっていくという体験をしていくこと、でした。

やったこと
・息を止めて、プッシュアップやスクワットを数回やってみる
→回復して、状態の違いに気づく
→息を止めていると、無意識にプッシュアップのスピードが早くなったり、周りが見えなくなったりする
・ペアワークで、手でプッシュ、足でプッシュなどをしながら自分の状態がどう変わっていくかに気づく
→思考が動いて力む自分と、本来のカームな自分を切り離して、後者を選ぶ
→痛みが生じても、痛みと自分を切り離して考える
→良い状態(その状況に最適化することで)になることで、相手の状態がどう変化していくかに気づく
・全身を力ませたり、悪い姿勢になったまま、状態だけ良くする
→状態が良ければ全身フルな感覚で動ける
・フリーワークで、刻々と変化する状態にお互い気づく

状態のワークは、日常生活との結びつきを強く感じます。日常生活でも、焦っていると動きが早くなってミスをしたり、焦って早口になったりしてしまうなと。よくない状態が、そういうよくない行動・行為を引き出してしまいます。

かといって、「良い状態になるんだ!」と頑張ったり、高望みしたりすると、それはそれでとっても窮屈で思考の檻に閉じ込められてしまう感じがするのです。

この日の気づきは、「焦らないこと」でした。あとから動画を見直すと、相手からの攻撃からいかに逃げるかに焦りすぎているのがよくわかりました。攻撃が当たってもいいし、なんなら1回どんな感じか当たってみるくらいでいいなと思いました。

たとえ姿勢が悪くても、テンションがあって力んでいても、そのままのシチュエーションで状態を良くすることはできる、というのも体感できました。足や背中などからだの中で感覚が薄くなりがちな部分を感じて、あとは根拠のない自信(笑)があると良い状態になる感覚はあります。

体調のバイオリズム自体はどうしてもあると思いますが、焦らずに、自分のからだの声をじっくり聴いてあげて、気づいてあげることが大事だなぁと思いました。不調な時って、からだを信じてあげることが少し難しくなります。

でも、間違いなくこれまでのワークの中で、清々しくて心地よかった瞬間はあったわけで、そういう経験を思い出しながら新しい自分に出合っていければなと。ホームセンターでスティック(木の棒)を買ったので、それで遊ぼうと思います。そんなことを考えました。


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