ぺーじ(ムラカミ)

システマについて書くことが多いです。ゲームと読書も好きです。拠点は広島。

ぺーじ(ムラカミ)

システマについて書くことが多いです。ゲームと読書も好きです。拠点は広島。

マガジン

最近の記事

システマ 良い空間を作ると全てが動き出す

今週のトレーニングは、空間がテーマでした。自分のまわりの空気感が良いと、その良い空間を共有している他の人にも影響が及んでいきます。空気が悪いと、相手も不快になって止まります(笑)。日常生活まんまだな? 今回は武術のトレーニングをした感が全くなく、時折おしゃべりしながら、人とじっくりコミュニケーションした時間という感じでした。 家庭や仕事でも、重苦しい空気だと息が詰まって、時間が止まったような感覚になりますし、逆に楽しくてリラックスした空間だと自然と表情も和らぎ会話もはずみ

    • システマ遠征 自分が軽くなると相手も軽くなる

      9/14-16にあったシステマ大阪セミナー最終日に参加してきました。テーマは「“as the beacon of calmness and relaxation” (カームさやリラックスの発信源として…)」で、最終日は軽さ(lightness)がテーマだったように感じました。軽く動くけど手足末端にパワーがあるので、実際は「軽くて重い」感じなのですが。 最終日だけなので前提が抜けているところもありそうですが、やったことや感じたことを振り返ってみます。大西さんが言ったことと、他

      • システマ 表面で動く、感じる

        今週のトレーニングも、最近やっている状態チェックをいろんな角度でやりました。 状態チェックは、自分一人でやると中々難しいので、人に触れたり、感覚を伝えてもらったりしながら身体になじませていくイメージです。 やったこと①状態チェック ・からだの表面(皮膚)で動く ・骨で動く ・表面と骨の両方で動く ・両手を横に伸ばす →筋肉を使って無理やりピンと伸ばすと胸の辺りが緊張するので、結果的にからだは伸びていない。力まないように自然と手が左右にグイーンと伸びるイメージ。からだに詰ま

        • お寺で坐禅を初体験 やはりシステマと似ていた

          以前、坐禅とシステマが似ているという文章を書きました。 最近アップロードされた動画を見ても、やっていることや意識していることは、ますますシステマだなと思います。 こういった経緯があり、坐禅を体験してみたいなと思い、早速行ってきました。藤田一照さんと同じ曹洞宗のお寺なので全体的なお作法は似ていましたが、住職さんによると、人によって教え方は微妙に異なるようでした。 結論から言うと、1回体験しただけではよくわからないです(笑)。でも、感じたことや気づきは色々ありました。 ま

        システマ 良い空間を作ると全てが動き出す

        マガジン

        • システマ
          68本
        • ゲーム
          16本
        • 本・アニメ
          31本
        • 雑記
          7本
        • アナログゲーム
          4本
        • ショートショート
          5本

        記事

          システマ 状態で人を良くする

          今回も状態(state)についてトレーニングしました。状態ってかなり漠然としているので、中々捉えどころのない言葉でもありますが、色々な体験を通して、状態の変化や在り方に気づくのが面白いところでもあります。 前回は感覚を掴めないままでしたが、今回はいい状態で立つ感覚が少しありました。そういう時は、安定感、安心感、どっしり立てている感(かといって、足は地面に居付いていない)があり、気持ち的にも焦りが薄いです。 ワークの意図がわからない時や、違うワークをしてしまっているなと感じ

          システマ 状態で人を良くする

          想像以上に面白すぎた経営ゲーム「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」

          いくつもの経営シミュレーションゲームを開発しているカイロソフトから、ニンテンドースイッチ向けのドラえもんのゲーム「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」が出ました。 カイロソフトのゲームで遊ぶのは初めてで、ドラえもんについても人並みの知識しかないのですが、作り込みがすごすぎて最初から最後までずっと楽しめました。そしてめっちゃ和菓子が食べたくなる。 経営シミュレーション初心者でも遊びやすい本作の特徴は、あふれでる藤子・F・不二雄先生への愛です(笑)。タイトルに、ドラえもんとどら焼

          想像以上に面白すぎた経営ゲーム「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」

          システマ 「状態」の違いに気づく

          2週間ぶりのトレーニングで、何となく肩や腰が固まっているなぁと思いながら参加したら、最後まで自分にとっての「良い状態」があまり見つけられないまま終わってしまった感じでした。 うまくできる・できないという話よりも、思考に引っ張られて、心も体も縮こまった感じだったのがもったいなかったなぁと思いました。せっかく同じ興味を持った人が同じ時間に集まって、トレーニングをしているのだから、もっと楽しく伸び伸びできればよかったなぁ~と帰り道に思いました。帰り道では、「今日は全然できなすぎて

          システマ 「状態」の違いに気づく

          初めてのシステマ大阪 インターナルを巡る旅、人間って面白い

          「インターナルを見直そう」をテーマにした、システマ大阪のsystema summer intensive(システマ夏季集中講座)に行ってきました。8/10-12の3日間開催でしたが、仕事の関係で2日目は参加できず。大阪駅から歩いて行ける好立地で、チーフインストラクターの大西さんを訪ねて普段から遠方の参加者もいらっしゃるそうです。 今回も大西さんや参加者の方たちに多くの気づきや学びをもらいました。システマは武術という枠組みで学びますが、日常生活との結びつきが非常に深いです。講

          初めてのシステマ大阪 インターナルを巡る旅、人間って面白い

          システマ マインドの暴走と自分を切り離す、カームは作れない

          最近はインターナルなワークが多めです。攻撃される対象になると、つい体を動かして対処してしまいますが、物理的に対抗するのではなく、思考の暴走や体の内側で起きている変化に目を向けることで問題の解決を図ります。 インターナルのワークをしていて思うのは、人からもらう緊張に気づいてそれを手放す行為は、プッシュアップなどのエクササイズで行うことと同じだなということです。 人から腕を掴まれたときに窮屈になって苦しくなるなら、何かが違うわけです。 プッシュアップの時も、段々きつくなってく

          システマ マインドの暴走と自分を切り離す、カームは作れない

          日常とシステマ 整体のシステム、会話と思考

          最近、日常生活でシステマとのつながりを感じることがいくつかありました。 まずは、整体の施術を受けた時です。ザイコフスキーの大阪セミナーで、システムを選んで相手に働きかけるというワークがありました。 骨、筋肉、筋膜、皮膚、神経、マインドなど人間のシステムへの理解を促す内容で、セミナーではペアの相手の腕の筋膜を引っ張って腕の肉をやわやわにしてあげるというワークがありました。ザイコはペアの相手の腕を和牛にしてあげてと言っていました(笑)。 これまで漠然と「あ〜リラックスするな

          日常とシステマ 整体のシステム、会話と思考

          システマ 続・ザイコフスキーのシェアワーク 相手に映る自分

          今回も、大阪のザイコフスキーセミナーのシェアワーク的な内容でした。ペアで相手をプッシュしたり、歩いて近づいたりしながら、受ける側は自分の姿やテンションが相手にどう映っているのかをいろんな角度からチェックします。 俯瞰で見ているつもりでも、例えば相手が前から近づいてくると、自分の後ろ側(背中やその後ろの空間)の感覚が消えてしまいます。でも、後ろが消えていることに気づくと、急に立体的に認識が変わっていく感覚がありました。 突然、スト2(2D格闘)から鉄拳(3D格闘)にゲームシ

          システマ 続・ザイコフスキーのシェアワーク 相手に映る自分

          システマ ザイコフスキーのシェアワーク 意図を感じる

          ザイコフスキーの大阪セミナー(金、土、日の3日間)のシェアワークをしました。 ↓前回の記事でも書きましたが、アタックする側が明確な意図を持ってゆっくりアタックし、受ける側はその意図を感じて動くというのをやったり、自分(の姿やテンション、意図など)が相手に対してどう映っているのかをチェックしたりしました。 相手の意図を感じることを重視するワークなので、アタックする側がかなり重要だと思いました。 明確に相手のどの箇所をどのようにアタックするかの未来を最後までシミュレーション

          システマ ザイコフスキーのシェアワーク 意図を感じる

          ザイコフスキー大阪セミナー感想 正しさと楽しさの間で遊ぶ

          ヴラディミア・ザイコフスキー(Vladimir Zaikovsky)氏の大阪セミナーに3日間、参加してきました。タイトルにある「正しさと楽しさの間で遊ぶ」は、彼の言葉ではなく、セミナーを終えた私の頭の中にパッと浮かんできた言葉です。 ザイコは、正しくワークすることの大切さを教えてくれ、子どものような無邪気な笑顔で楽しむことを思い出させてくれました。楽しそうにワークに取り組むザイコを見ていると、「システマがうまくなるためにシステマをしてしまっていた自分」に気づけましたし(それ

          ザイコフスキー大阪セミナー感想 正しさと楽しさの間で遊ぶ

          システマ カーム(Calm)はゴールじゃない

          今日のトレーニングでは、カーム(Calm)な状態を維持してどうパワーにつなげるかというのをやりました。Calmは、「穏やかな、静かな、平静な、落ち着いた」などを意味する言葉で、システマでは「Keep Calm」(冷静な状態を維持する)とよく言われます。 トレーニングでやったこと ・カームな状態で息を吸う →息を吸うことで余計な緊張を生まない。個人的な感覚ですが、カームに吸えてると、呼吸もゆっくり穏やかになってお腹がゆーっくり膨らむなと思いました。 ・吐く息でさらにカームに

          システマ カーム(Calm)はゴールじゃない

          からだの歪みを生かすという発想 『うで体・あし体』の本

          最近読んで面白かった本です。 著者は、アスリートコンサルタント・鴻江寿治さん。鴻江さんはソフトボール女子の上野由岐子投手や、MLBでも活躍した元プロ野球選手の松坂大輔投手など様々なアスリートを指導してきた人です。 本書では、からだの歪みをもとに人間のタイプを「うで体」「あし体」の2種類に分けていて、それぞれに合ったからだの動かし方をすることで、パフォーマンスを向上させたり、けがを防止したりできるとしています。 公式サイトでタイプ診断とその解説があるので、診断をするだけな

          からだの歪みを生かすという発想 『うで体・あし体』の本

          システマ 内側がのびるとは何なのか

          システマで、呼吸をしながら「内側をのばす」と言われることがあるのですが、そもそもからだの内側がのびるって何なんだろうという。内側ってどこ?のびるの?(笑)と疑問は尽きません。 特に正解にたどりついているわけではないのですが、色々試してみるとからだの感覚の違いは感じます。 内側をのばすストレッチについては、蔵岡さんが解説している動画がわかりやすいと思います。「からだの芯を強くする」と表現されていました。 普段のトレーニングでも、手、足、頭が実際の長さよりものびているイメー

          システマ 内側がのびるとは何なのか