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夢か現か。

いま生きている
保護者らの中の
最高年齢は
おばあちゃまの
100歳越え

その夫である
同い年の
おじいちゃまが
亡くなって
2年になる
おじいちゃまの愛犬も
後を追うように
翌年亡くなってる

そして今年
おばあちゃまの
実の姉妹も
亡くなっている

100歳越える
おばあちゃまの今の
日課は夫や姉妹と愛犬を
お祈りしてから
ボクら身内に
同じ話を何度もすること

毎日話すのに
毎日泣く

ボクは昨日も
おばあちゃまの
介護のお手伝いに
叔母さまと出かけた

叔母さまが車に荷物を
積み込んでる間

玄関先の坂道に
おばあちゃまの
亡くなった愛犬が
シッポを振りながら
走って入ってきた

あれ?
ラッシュ!ラッシュじゃん?
どうしたの?

ボクは心の中で
声に出した

現実だけど
現実じゃないと
すぐにわかったから

すると
おじいちゃまが
坂を上りながら

ラッシュ!早いな
おお!パコちゃん!
元気だったか?

お!おじいちゃま!
ボクは心の中で
涙を流しながら喜んで
声をあげた

おじいちゃまは云った

あいつは元気か?
世話が大変なら
こっちで看るよ
姉妹も来たから
あいつも寂しくないだろう

おじいちゃま
おばあちゃまは
まだまだゆっくり
そっちに行きますから
ボクから
取り上げてしまわないで

パコちゃん
ありがとうな
わしらは幸せだよ
みんなで一緒に
仲良くおばあちゃまを
迎え入れる準備もできとる

人はいつか亡くなる

それでも魂は
時空さえ超え
生き続けまた違う場所へ
生まれ変わる

生まれ変わっても
また苦労もしたい
悲しいキモチも体験したい
今となっては
辛かった過去も
素晴らしい人生の1つだから

わしらの人生は
無駄じゃない
ちゃんと
パコちゃんの中で
生き続ける
本当にありがとう


すると
叔母さまが云う

パコちゃん?
どうしたの
用意ができたのよ

ボクは我に返る

歩行器を押して
玄関に戻り
車イスに
乗り換え準備する

あぁ夢か現か
ボクは
お化けとかそんな風に
感じてない

しかしリアルじゃないと
ハッキリわかってる

それでも
ボクは対話した
それをどんなふうに
説明すればいいのか

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みなさんいつも
ありがとうございます

保護者らの
連休中は文章が短くなり
更新時間にバラツキがでます

それじゃまたあした
いつもありがとう









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伊藤ぱこ
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました